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カテゴリ:本
今日で 朝ドラの「純情きらり」も終わり。
あらあらあらあら・・というような^^; ドラマの終わりでしたが このドラマを見ていて 違和感を持ったこともあって 太平洋戦争中や戦争後のことを 知りたくなりました。 山田風太郎の小説が大好きで、特に「明治もの」といわれるシリーズは わくわく、びっくり、なるほど~の連続で最高! と思っているのですが この作家の、終戦前後の日記も なかなかおもしろいのです。 東京医科大学の学生だった山田風太郎氏の みたこと、考えたことなどが書かれています。 昭和21年の冬、郷里の兵庫県北部の町から東京にもどるときの 駅の様子、列車の様子 東京の町の様子、選挙の様子、インフレのひどさ、学校の試験のこと、 「戦争犯罪人」を 時局に便乗した者が裁く様子を 嫌悪感を持って見ていたこと・・ 「勉強」というんじゃなくて、 いったいどんな感じだったのか、話を聞いてみたい 「へーえ、なるほど~」と思いたいというのだけが 私の読書の動機なんですが 山田風太郎を読んでいて思うのは、「昔は みんなモラルがあって 今はひどい~」なんて言うけれど・・昔から、いつの時代も むっちゃ悪いやつはいる!! むちゃくちゃな人たちっていうのは 変わらないし、 今のほうが 全般的には広報というか情報がいきわたっていて「こうしたほうがいい」ってことは浸透してるんだなあ・・ということ。 お説教くさくも、辛気臭くもない 山田風太郎の作品。 歴史小説としては 鮮やかで、「うそ」の部分(創造)も多いのだけれど、そんなの全く気にならない! 「頭がいい」ってことは こんな人を言うんだ~と 私は つくづく思うのでした。 「明治もの」シリーズは ちくま文庫からでています。 一部、NHKでドラマになったものもあるようです。見てみたかった~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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