鳩山政権はいつまで続くか
民主党政権が日本を窮地に追い込むことは選挙前から、散々言われてきました。今回の普天間基地問題はその一つです。常識知らずの民主党が日本の舵取りをするからこうなるんです。私のある知り合いには「最初は政治能力がなくても、失敗を繰り返して、実力をつけなければならない。その為にも政権交代が必要だ」と主張している人が居ました。しかし、政治では失敗は許されません。民主党が今犯している失態は、取り返しがつかなくなるかも知れないのです。それは、我々日本人全員の生命が危機に晒される結果となり、民主党のみの損害に留まらないのです。だから、政権交代はあるべきではなかったのです。 日米同盟が揺らいで一番喜ぶのはどこですか。中国、北朝鮮です。日米同盟が解消でもしてしまえば、今後北朝鮮の軍事的な威嚇が増し、最後は威嚇だけでなく本当に攻撃してくることになるかもしれません。だって、日本を攻撃しても報復する米国が居ないのですから。一方で、PAC3の追加配備などが事業仕分けで却下され、日本の国防は未だかつてないほどの危機に直面していると思います。選挙前からわかりきっていたことなのに、多くの国民は聞く耳を持たなかったのです。今は一日も早く、民主党政権が終焉を迎える事を祈ります。 首相、逃げ場なし 普天間、首脳会談困難/連立の2党も譲らず12月9日7時56分配信 産経新聞 ■アーミテージ氏「同盟が白紙に戻る」 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題で、鳩山政権がいよいよ追い詰められてきた。煮え切らない日本政府の対応に、米国政府は、両国首脳が合意したはずの日米同盟に関する新たな協議会の開催を先送りすることを通告。政権内では社民、国民新の両党が、それぞれの主張を譲らず、首相をあの手この手で牽制(けんせい)する。政権は今、八方ふさがりの状況に陥っている。 ◇ 8日夕、外務省の記者会見場に現れた岡田克也外相は普段にも増して厳しい表情を見せた。 「20年間政治家を続けてきて、いま肌で感じている」 普天間問題をめぐる日米間の交渉の最前線に立つ岡田氏は、米国からの直接的な"圧力"を否定したものの、自らが感じている"危機感"を率直に口にした。 岡田氏はさらに、「(日米)同盟は信頼関係に基づいてやっていかないと。若干そこが揺らいでいる」とも付け加えた。 実際、米国のアーミテージ元国務副長官は同日の都内でのシンポジウムで、「(来年の)夏まで(移設問題の結論を)待てとなると、ほとんどの米国人が『日米同盟は日本政府にとってあまり重要でない。連立政権維持のほうが重要だ』と考えてしまう。日米同盟が白紙に戻ってしまうのではないか」との懸念を表明。グリーン元大統領補佐官も「合意が実施されなければ、同盟の信頼性にも疑問が呈されることになる」と同調した。 日米の信頼関係の揺らぎは、政権内でも否定できないレベルに達している。鳩山由紀夫首相は7日、国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)首脳級会合(18日)で「(オバマ大統領の)理解を得たい」との考えを示した。 ただ、ある政府高官は「COPはCOP。別の話(普天間問題)をやるっていうのもねえ」と話し、首脳会談の実現は困難との見方を示している。 日米関係だけでなく、連立政権内にも不穏な空気が流れている。 「官房長官、普天間について、もしご説明することがあればお願いします」 8日朝、官邸での基本政策閣僚委員会の席上、社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相が尋ねると、平野博文官房長官は「3党合意を踏まえてきちっとやっていく」と従前通りの回答を繰りかえした。 社民党は、普天間問題の年内先送りを決めたはずの首相が7日になって「(移設問題を)決めるときがきた」と方針転換したことを気に掛けていた。 同党の重野安正幹事長はテレビ番組に連日のように出演し、連立離脱カードをちらつかせている。「選択肢としてはありえる」(7日)「(連立を)出るか出ないかは、そのときの情勢で決まる」(8日)... 国民新党も、衆院沖縄1区選出の下地幹郎政調会長が7日の民放テレビで、牽制球を放った。 「仲井真弘多(なかいま・ひろかず)沖縄県知事が埋め立て許可を出さない限り、(移設候補地の)辺野古は着工できない。だが、許可を出したら県議会は知事の不信任案を通す。知事は知事選か、県議会を解散するかの選択になるが、県議選をやったら(計画反対派が優勢で)もっと差が開く」 下地氏は8日には親しい沖縄県議に電話し、不信任案をアピールするよう求めたという。 次々と浴びせられる連立与党内からの圧力に、ある政府高官は同日夜、思わずこう漏らした。 「ひれ伏してでも連立を維持する。もう政策論議じゃない」