トモダチ作戦
先般の東北大震災における、自衛隊と米軍の活躍には本当に頭が上がりません。色々な国が支援をしてくれましたが、米軍ほど力強い支援はありませんでした。本当に頼もしい同盟国だと思いました。今回のこの米軍の支援は、色々な思惑が重なって実行されたものと思います。当然、善意もあったかとは思います。素直に感謝しないといけないと思います。しかし、政治的な思惑は少なからずあるはずです。色々な状況を鑑みて、米軍の狙いは次の点ではないかと思います。 1.民主党政権によって瓦解の危機に晒されていた日米同盟の再確認。日米の同盟関係を強く世界に示すことで、中国を牽制する。2.空母(ロナルドレーガン)の実戦配備をすることで、その能力を誇示し、これもまた中国を牽制したかった。3.助ける代わりに、普天間基地の県内移設に納得してもらう。(しかしこれは日本にとっても、必要な判断です) なぜ、こう思うかと言うと、一つには阪神大震災の際になかったことだからです。よって今の不安定な日米関係が影響したことは想像に難しくないと思います。また、震災後、中国やロシアが日本の領海侵犯、領空侵犯一歩手前まで接近する行動から見てもわかるように、今回の大震災を機会に日本の領土を掠め取ろうと考えている国があることは誰にもわかることです。中国が日本に侵食してくると、日本領土内に基地を持つ米軍からすると緊張感が高まることでしょう。やはり、中国の動きをある程度抑えておきたかったのではないでしょうか。 いずれにしても、米国側が日米同盟をこれからも大切にすると言う意志の現れであることは間違いなさそうです。あとは、日本側がこれにどう対応するかです。あれだけの支援をした米国と、殆ど何もしなかった中国を同じ様に扱うのか、それとも日米同盟を立て直そうと動くのか。日本の運命はここで大きな岐路の立たされていると思います。だから、何も見えていない管総理は一日も早い辞職をしてもらわなければ困るんです。