名古屋B食倶楽部

おじさんは、勉強会に参加するときは、ちゃんと、予習して行きます。
だいたい、プランA～Cくらい考えます。
この日、尼崎は、土地勘が無いのでプランE迄考えて参加しました。

アッ、プランって、勉強会の後のご褒美のプランね

そして、朝、まず、時間が許す限り、会場の周囲をお散歩がてら歩きます。
早起きして、新幹線で暖機運転してるので、体をシャキンとさせるためでもあります。
この日も、飲み屋街と思しき路地を歩いて、めぼしい店が無いか探検しました。
一件、気になる寿司屋を発見して収穫あり。




お昼休みに、プランAから、予約の電話をしたら、C迄満席で入れません。
あら～、尼崎全滅、しゃあない、大阪まで戻るかと、勉強会が終わって駅についてから、プランD、Eに電話したら、まさかの連敗
京都まで戻れば、アテは在りますが、奥さんに、ご褒美と言うより「遊び」と思われる恐れがあります。
朝、見つけたお店を覗いてみるかと駅を出ました。
明りが灯り、薄化粧が施されると、朝の寝起きの顔と違い、良い雰囲気です。



明石の活魚か、イイんじゃないの？
五時の開店同時に、ドアを開けて「予約してないんですけどよろしいでしょうか？」
入って左に、真っすぐ奥に伸びるカウンターの真ん中の席を進められました。
背中側は、コートをかける壁ですが、両脇が甘いのは、御初のお店で心もとないです。



カウンターの左にご主人、右に職人さんの二人体制で、職人さんが、おじさんの真ん前です。
ビールをお願いしたら、追い回しのお兄さんが、カウンターの外から、セットしてくれました。
手間のかかる口取りです。良いスタートです。
職人さんも、時々、手を休めて、ぽつぽつ話しかけてくれます。



燗酒と刺し盛をお願い。
刺し盛はご主人が作ってくれました。



赤身と炙ったトロはブランド鮪でしたが、名前を失念。
むっちり舌に張り付く美味しい本鮪。
右のゆずが乗ったのは、三重県のさくら鰤と言って、産卵前の一か月くらいしか捕れない鰤だそうです。
産卵前なんて、卵に栄養取られて美味しくないじゃんと思いながら食べたら、却って、年寄りには、丁度良い脂の乗りでいけました
大根のケンも自家製で、瑞々しくて美味しい。



卵は、すこし甘目の玉子焼き。



後から来た二組の常連さんも頼んでた、蟹グラタン。
ズワイガニの身と、烏賊の端っこ、ホタテの欠片など、始末に使う具材で作ったようなグラタンですが、具だくさんで美味しいの。



ビール一杯、熱燗二合で調子よくなったんで、握りを少しくださいな。
穴子がでかいのにびっくり。
鰻かと思いました。
ちょっと皮が気になりました。




最後の海苔巻きの香りが素晴らしい
酢飯が少ないのも、海苔を食べて欲しいからかな？

これだけ食べて、さ、幾らでしょう？
なんと１０ラーです。

刺身のヒラメも天然、烏賊は剣先、柱はタイラギ。
カウンターで、ビールと熱燗飲んで、鮨食べて、６０００円はお値打ちだと思いました。

次回、尼崎の勉強会が楽しみです。