谷村新司『Dreams Come True』/1990年 シングル
もうすぐ久しぶりの「谷村クラシック」が開催されるので、シンフォニックなちんぺいさんのアルバムを聴いたり、ウイーン交響楽団プロジェクト(V,S,O,P)とのライブ映像なんかを観てました。この「Dreams Come True」が収録されてるアルバム「プライス・オブ・ラブ」は、ヨーロッパ三部作完結編としてウィーンでウイーン交響楽団プロジェクトの演奏で全曲収録したアルバム。指揮と楽曲アレンジはクリスチャン・コロノヴィッツです。1曲目「DREAMS COME TRUE」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 Christian Kolonovitsこのシングルは4分45秒でアルバムは5分6秒です。約20秒の差はアウトロのフェードアウトが早いだけなので、特にシングルだからと言って特別な編集がされてるわけではありません。Eギターの速弾き部分は丸々カットされてる。アルバム「プライス・オブ・ラブ」はヨーロッパ三部作の中では一番クラシカルな感じではないけど、シンフォニックとロックを合わせた部分を強く出してる印象。全曲ロンドン交響楽団の演奏で録音された第一作「獅子と薔薇」は完全にシンフォニックなアルバムで国立パリオペラオーケストラの演奏で録音された第二作「輪舞」はシャンソンとシンフォニックを合わせたような印象が強い。インパクトの強さと派手さでは断トツに「獅子と薔薇」です。自分がこの3作の中で一番好きなのも「獅子と薔薇」です。1989年の獅子と薔薇の全国ツアーの時は7曲アルバムから歌われました。あの時のバックバンドはかなり大変だったと思う。8人編成でシンフォニックな曲をほぼ違和感なく分厚い演奏で聴かせてくれた。その上、バンドも振付けがあってちんぺいさんと楽器を弾きながら踊る場面もあった^^;1月8日の谷村クラシックでは「獅子と薔薇」全曲再現とかやってほしいくらいです。そんな時じゃないと「獅子と薔薇」の楽曲はなかなか歌えないし・・・。「英雄」などはモスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラの演奏で聴いてみたい。ブラスセクションが音割れするほど力強いので「英雄」や「獅子と薔薇」の管楽器パートは強烈にカッコいい事になりそう。今度の谷村クラシックはどんな選曲になるのか楽しみですが・・・きっと有名曲をシンフォニックアレンジにした感じになるような気がする。意表を突いて「冬のメリーゴーランド」や「神のマリオネット」「獅子と薔薇」「青空」「THE NAME」「追憶」「黒い鷲」「輪舞」「序曲 海を渡る蝶」「動天」「この世が終わるとき」などがもしもセットリストに入ったら最高すぎますが・・・。アリス時代の曲だと一度もライブで歌っていない「漂流者たち」を聴きたい。そしてこの「Dreams Come True」も久しぶりにオーケストラをバックに歌ってほしい。今日、聴いてて改めて名曲だと感じた。2曲目「ダンディズム」作詞・作曲 谷村新司さん 編曲 Christian Kolonovitsアルバムバージョンと同じです。この曲は特にウイーン交響楽団プロジェクトの演奏ではなくてもいいような気もする。アレンジをクリスチャン・コロノヴィッツさんがしているだけで意味があるとは思うけど・・・アルバム「プライス・オブ・ラブ」の中では「Dreams Come True」と「忘れないで」が特に好きな曲です。「GLOBAL THEATER -地球劇場-」「家族 -FAMILY-」「9月のマリー -ヴィエナ讃歌-」もライブで歌ってほしいと思う曲です。1990年9月11日にNHKホールから生中継されたライブ演奏はオーストリアからウイーン交響楽団プロジェクト。ホールの中で生で聴いた感動は大きかった。音圧や空気の振動など強烈に心に残っている。大阪フェスティバルホールで体感しました。「DREAMS COME TRUE」「英雄」最後は「忘れないで」この日のセットリスト1.GLOBAL THEATER -地球劇場-2.家族 -FAMILY-3.22歳4.秋止符5.忘れていいの6.Faraway7.いい日旅立ち8 VSOPの演奏(Bohemian Rhapsody~We Are The Champions~ You Never Give Me Your Money ~Carry That Weight~The End~美しき青きドナウ)9.9月のマリー10.DREAMS COME TRUE11.陽はまた昇る12.英雄13.群青14.チャンピオン15.昴16.忘れないでこの中継の日のセットリストは通常バージョンより2曲少なかったように記憶してます。