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カテゴリ:時事放談
北朝鮮に拉致された家族が帰ってきました。
五人。 その経緯についてはテレビで随分映像が流されたのでここでは省略します。 五人。 これを「一歩前進」とみるか「子どもの使い」とみるか。 成果のあった家族とそうでない家族のあいだで見解が分かれるのは当然でしょう。 ましてや自分の家族が拉致されたわけでもない視聴者のあいだで見解が分かれるのも。 会談の時間が短かったこと。 コメ・医療支援と引き換えの感が強いこと。 再調査に伴う諸問題。 いろいろありますわね。 興味深かったのは、野党の反応でした。 社民党「一部ではあるが成果はあった」 共産党「今後は日本側も加わって再調査がなされるでしょうから、一歩前進ではないでしょうか」 民主党「子どもの使いじゃあるまいし」 いつも自民党に対して舌鋒鋭い社民党と共産党が肯定的なコメントなのは、北朝鮮に遠慮しているのでしょう。もっとも、朝鮮労働党とも太いパイプがありながら、ギリギリまで拉致問題などないといい続けてきた社民党さんに今回のことを批判してほしくなどありませんが。 民主党も参院選を意識しての発言であることがミエミエですね。 「北朝鮮にすべてを一度に求めると成果がゼロになりかねなかっただろう」とは平沢勝栄国会議員。 そういうものでしょうか。 まあ、アメリカがイラクで手一杯で、かといって自衛隊を北朝鮮に派遣するわけにもいかず、自前の工作員(諜報員)さえろくに教育できない日本国にしてはよくやった方なのかもしれません。 これでまた、年金未納問題で落ちかけていた内閣支持率が上がるんでしょうねぇ… 九州にも(公式に)四家族拉致された家族の方々がおられます。印象的だったのは、高齢者の家族と中年の家族のコメントの違いでした。中年の二家族の方々は、「扉が閉じられた」「鍵をかけられた」「期待はずれだ」高齢者の方々は「再調査に期待したい」「政府の努力に期待する」「最悪の結果が出ても証拠が欲しい」偶然かもしれませんが、世代の違いがくっきりと出たように思いました。 とりあえず、曽我ひとみさん、早く北京で再会できるといいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.21 19:52:23
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