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カテゴリ:マネー・経済
簡単に言えば、資金繰りのための借金は悪い借金。
設備投資など投資のための借金はそうではない。 これは会社の話ですが、個人でも似たようなものです。 例えばマイホーム。 終の棲家として購入するわけですから、本来は設備投資。 ところが実際は住宅ローンの返済に追われるわけで、悪い借金の温床でもあります。 実もふたもない話が満載の「ゴミ投資家」シリーズ。本書でも金利やリフォームなど家を所有するコストのことだけを考えれば、持ち家も賃貸も大して変わらない、一生家賃を払い続けて出て行かなければそれは「所有」したと同じである、など橘節もこの頃から健在だったのだなあ、とわかります。 消費者金融を巡る状況が劇的に変わったりと、今では当てはまらなくなったこともありますが、著者の言う社会主義的資本主義の国日本(実は日本流修正資本主義なのですが)の盲点を突く、賢い借金の仕方から自己破産の現実まで、いろいろ示唆に富んだ本書は、シリーズの中でももっとも読みやすい一冊といえましょう。 ゴミ投資家のための人生設計入門借金編【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.12.31 23:22:16
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