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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2011.04.04
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カテゴリ:百人一詩
「八福」
尹 東柱(ユン・ドンジュ)

悲しむ者は 福(さいわい)があるはずだ
悲しむ者は 福があるはずだ
悲しむ者は 福があるはずだ
悲しむ者は 福があるはずだ
悲しむ者は 福があるはずだ
悲しむ者は 福があるはずだ
悲しむ者は 福があるはずだ
悲しむ者は 福があるはずだ

彼らは永遠(とこしえ)に悲しむだろう。

-----------

まずは海峡を渡って韓国から。

尹東柱は韓国が日本の植民地だった時代の詩人で、かの国では「抵抗詩人」と評価されています。確かにそのような作品もありますが、彼の本質は立原道造のような抒情詩人だと思います。歴史の皮肉が彼を抵抗詩人にしてしまったのです。

しかし、ここでは、いかにも「抵抗詩」らしいものを選んでみました。
蛇足ですが、この作品は「山上の垂訓」をもとにしていまして、日本ならマルクス主義者が泣いて喜びそうな内容として読むことも可能です。

いやなに、皮肉ですけれどね。

出典『空と風と星と詩』(伊吹郷訳):記録社(1984)
は、絶版なので…


尹東柱詩集 空と風と星と詩(原本対照 尹東柱全集)





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Last updated  2011.04.04 23:26:00
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