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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2012.05.06
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カテゴリ:障害のことなど
特別支援教育に携わって、今年で5年目になります。
その間、いろいろな自閉症児に接してきました。

自閉症児は、多くの場合、言語発達の遅れがあります。
言語発達がさほど遅れていない子でも、方言を話すことは稀です。
今日はそのことについて、思うところを書きたいと思います。


定型発達の子どもの場合、母親の言葉の表面的な意味だけでなく、アクセントやイントネーションから総合的な意図をくみ取ります。

自閉症児には、それが難しい。

彼らが言語を覚えるのは、テレビからです。
それもアニメソングなどは覚えやすい。
決まった時間に流れ、歌詞がテロップで流れ、見通しがつきやすいからです。
同じ理由で、アンパンマンやドラえもんのビデオからもよく覚えます。
お気に入りの言い回しを見つけて口ずさんだり。

もっと程度の高い子は、本から言葉を覚えます。
本なら、同じ言い回しを目で見て繰り返し確かめられるからです。

だから日本全国どこであろうと、方言を話さず、いわゆる日本国共通語だけを話す子供がいたら、知能程度のいかんにかかわらず、自閉症乃至自閉的傾向があると考えてよいだろう、と思います(東京だって、地元の話し言葉と共通語は違います)。

振り返ってみて自分はどうか。

不具の第一言語は、地元の方言です。
文字やテレビで覚える前に、近親者の耳から言葉を覚えました。
これは、不具の自閉的傾向が真性のものではなく、脳性まひの後遺症による二次障害であるせいなのか、それとも、当時はテレビというメディアが現代ほど発達していなかったせいなのかは、わかりません。

個人的に、その気になればどちらの「言語」も駆使できる便利さに感謝するばかりです。









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Last updated  2012.06.03 15:57:38
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