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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2016.01.22
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カテゴリ:海外文学
異色作家短篇集20。

「容疑者不明」ナギーブ・マフフーズ
エジプトのノーベル賞作家。代表作は『バイナル・カスライン』など。本作は連続殺人事件を扱っているが、結末はバラードの短編に似ている。

「奇妙な考古学」ヨゼフ・シュクヴォレツキー
チェコの作家。『ノックス氏に捧げる10の犯罪』など。地獄の沙汰も金次第、か。

「トリニティ・カレッジに逃げた猫」ロバートソン・ディヴィス
イギリスに留学したカナダの作家。『フランケンシュタイン』のパロディでもある。『五番目の男』が邦訳。

「オレンジ・ブランデーをつくる男たち」オラシオ・キローガ
アルコール依存症による幻覚から実の娘を死に至らしめた父親。ウルグアイの作家。

「トロイの馬」レイモン・クノー
『地下鉄のザジ』の作者による口をきく馬の登場する奇妙な短篇。

「死んだバイオリン弾き」アイザック・バシェヴィス・シンガー
ユダヤ系ポーランド人ノーベル賞作家。結婚に失敗した娘に悪霊がとりついた話。ダニエル・キイスならこの事例を多重人格障害のヴァリエーションのひとつとして処理するだろうか?

「ジョヴァンニとその妻」トンマーゾ・ランドルフィ
音痴だと気づかない夫の唯一の讃美者は妻だった。その妻も亡くなり…
イタリアの作家。トンマな名前だが『カフカの父親』『月ノ石』が邦訳されている。

「セクシードール」李昴(リー・アン)
台湾の作家。かつて富士見書房文庫から出ていたエロティック・ファンタジー『鏡の国のアリス』を思い出した。

「金歯」ジャン・レイ
ベルギーの作家。『マルペルチュイ』『ウィスキー奇譚集』『幽霊の書』など。本作は死体から金歯を抜いてお金に換える男の一人称小説。仕事はうまくいっていたのだが、ある日を境に急に出し抜かれ…同業の女性と結婚する破目に。

「誕生祝い」エリック・マコーマック
究極のマゾヒズム、あるいは胎内回帰小説。スコットランド出身。『隠し部屋を査察して』『パラダイス・モーテル』など。

「エソルド座の怪人」G・カブレラ=インファンテ
『オペラ座の怪人』からの引用多数。ケチな詐欺に引っかかったという噺だが、そのオチは…。
キューバの作家。『亡き王子のためのハバーナ』『煙に巻かれて』など。


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Last updated  2016.01.23 22:41:55
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