2710470 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Category

Freepage List

2016.04.28
XML
カテゴリ:洋画(欧米系)
『1Q84 BOOK3』で言及された、『アフリカの日々』の映画化作品。原作はいまだに読んでいませんが、素晴らしい映画です。村上氏の小説とは「異世界のリアリティ」で共通するものを感じました。

物語は1913年のデンマーク、裕福だが未婚のカレン・ディネーセンが、友人のブロア・ブリクセン男爵に「便宜上の結婚」を申し入れるところから始まる。ブロアは貴族社会の一員であるものの、経済的に不安定になっていたため結婚に同意し、2人はアフリカに移住して酪農場を始めることを計画する。

英領東アフリカへの到着時、カレンはブロアとの簡単な結婚式を挙げ、ブリクセン男爵夫人となる。カレンは、様々な植民地の住人たち(多くは英国人)と出会い、友人となる。また、大物を獲るハンターのデニス・フィンチ・ハットンとも出会い、親密になっていく。しかし、ブロアが酪農場ではなくコーヒー農場を買うためにカレンのお金を使ってしまい、物事は彼女の期待していたものとは異なっていく。ブロアは、コーヒー農場に対しても本気を示さず、代わりにハンターになりたいと思っているのだった。

便宜上の結婚であったとはいえ、カレンはブロアを想うようになるのだが、彼の浮気を知り悩まされる。さらに悪いことに、カレンはそんな夫のために(当時、命に関わる病だった)梅毒に罹ってしまい、デンマークに戻ることを余儀なくされてしまう。新薬サルバルサンによる長く辛い治療が必要であった。ブロアは彼女がいない間、農場の世話をすることに同意した。

カレンが回復してアフリカに戻った後、第一次世界大戦は終わりを迎えようとしていた。しかし、浮気性のブロアとカレンの結婚生活が変わらないのは明らかで、ついにカレンは、ブロアに家から出ていくことを求める。それからカレンとデニス・フィンチ・ハットンとの仲が深まり、2人は恋人同士になる。カレンは、2人の間を継続的な関係にしようと試みるが、やがてデニスのことを、まるでアフリカそのもののように、手にすることも手なずけることもできない人なのだと知る。

デニスは、ぜいたく・所有・肩書きといったヨーロッパの習慣よりも、雄大な土地で牧畜生活を営むマサイ族の自由で素朴なアフリカを好んでいた。デニスはカレンの家に移ってきたが、カレンの、物や人までも「所有」したいという欲望を批判し、結婚することも自由な生き方をやめることも拒否し、ただ一枚の紙切れに過ぎない結婚が、デニスの彼女への愛を増やすことにはならない、と話す。カレンはそれを認めざるを得なかった。

梅毒によって自らの子供を産めなくなったカレンは、学校を創って、読み書き・算数・多少のヨーロッパ式の習慣を、その地域の部族の子供たちに教えることを決めた。しかし、コーヒー農場は経済的困難に陥り、やりくりするために銀行の融資に頼らざるを得なくなる。農場は、始めてから数年が掛かったが、ついに良い収穫を上げるに至った。しかし壊滅的な火災が起こり、農場・作物・すべての工場設備が燃やし尽くされてしまった。

無一文になって、またデニスとの恋人関係も終わり、英領東アフリカが植民地ケニアとなる中、カレンはアフリカを離れデンマークの故郷に戻る用意を始める。カレンは、家を空っぽにして、自分のすべての贅沢品を慈善バザーに供出する。空っぽになった家に、その夜デニスが訪れ、2人は最後のダンスを踊った。デニスは、数日後にはまた戻ってきて、カレンの帰国の旅の出発点となるモンバサまで、彼の飛行機で送ると約束した。しかしデニスが戻ることはなく、飛行機が墜落して死んでしまったということを、カレンは聞かされる。全てを失い、カレンはンゴング・ヒルズでの葬儀に参列する。亡くなったデニスに代わって、カレンの召使いの長であるファラが、カレンをモンバサ行き列車に乗る駅へと送った。

カレンは後に作家・語り手となり、再びアフリカに戻ることはなかったが、アフリカでの経験について執筆した。


ウィキペディアには書いてありませんが、デニスの友人コールが黒水病に罹り、年来の愛人である黒人女性に看取られながら死んでいくことを決意する場面があります。葬式の日、その美しい女性は人種の違いゆえに柵の外から見守るしかありませんでしたが、そんな彼女にカレンはあたたかく微笑みかけます。人柄がにじみ出ているシーンです。

彼女は地元の白人の社交界になじめず、地元民との交流を好みました。足を痛めた少年に治療を促し、応急処置程度ではありますが医療にも携わりました。アフリカを去るときには、キクユ族の居住地を守るためにひざを折り、情けを乞うています。並の人間にはできない行動です。

このように彼女には勇気もあります。第一次大戦に夫が出征したとき、「物資を届けてください」との大尉命令に、カレンは自ら戦場に赴きます。途中ライオンに遭遇したりと苦難が続きましたが、無事到着しました。演技とはいえ、その時の半ばあきれたような男爵の顔が見ものでした。

主演は『クレイマー、クレイマー』『恋に落ちて』最近では『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のメリル・ストリープ。素晴らしい演技が光っています。


メール便発送可 (出演) メリル・ストリープ ロバート・レッドフォード クラウス・マリア・ブランダウアー マイケル・キッチン マリック・ボーウェンズ ジョセフ・シアカ マイケ【バーゲンセール】【中古】DVD▼愛と哀しみの果て▽レンタル落ち【アカデミー賞】


【送料216円】【中古】DVD海外版 愛と哀しみの果て Out of Africa


【送料無料】 愛と哀しみの果て / Out Of Africa 輸入盤 【CD】


愛と哀しみの果て / Out Of Africa 輸入盤 【CD】


★アカデミー賞7部門受賞作★【 数量限定グッズ 】インテリアに!DVD等とコレクションも【映画ポスター】愛と哀しみの果て (ロバート・レッドフォード) /SS 折れ目あり





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016.05.10 06:49:38
コメント(0) | コメントを書く
[洋画(欧米系)] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.