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カテゴリ:洋画(欧米系)
自分は自宅に横たわって、身代わりのロボット(サロゲート)が社会に出て活動する。もとは車いすの科学者が14年前に開発したものだったが、それが今や50人中49人が使用する世界になってしまった。街には美男美女が溢れ、ハゲもデブもチビもブスも年寄りもいない。
まるでどこぞの全体主義国家のような様相に、反旗を翻した男がいた。「予言者」だ。彼の先導で世界のあちこちに「人間の、人間による、人間のための独立区」ができた。そんなある日、開発者の息子が使用しているサロゲートが破壊され、脳波でつながっている本人も死亡するという事件が起きた。サロゲートが壊れても本体には影響がないはずなのに、なぜ? 犯人は「予言者」か? そうではなかった。「予言者」もまたサロゲートだったのだ。ではその本体は? ミステリーファンなら、どのような真相が面白いか考え、可能性をつぶして真相にたどり着くだろう。だから謎ときとしてはさしたる意外性はないけれど、サロゲートを「脱いで」生身の人間として活動する主人公と、その老いたる妻との心の軌跡に惹かれる作品である。 【バーゲン】【中古】DVD▼サロゲート▽レンタル落ち お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.11.04 01:07:12
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