高校時代、不登校気味だったが「優等生」でもあった不具は、尾崎豊を聴いたことがなかった。
不意に思い立って、「僕が僕であるために」を皮切りにネットで鑑賞。
痛々しい、というのが第一印象だった。
こんな痛々しさのまま、長くは生きられなかったろうな、という思いがした。
26歳での死因は覚せい剤中毒だそうだが、何だかわかるような気がした。
「時々僕は無理にきみを僕の形にはめてしまいそうになる」。(「FORGET-ME-NOT」)これは愛の歌だけれど、教師としてぐさりと来るものがあった。「先生あなたはかよわき大人の代弁者ですか」(「卒業」)も然り。大人は青春を美化して「あの頃はよかった」なんて言うけれど、当事者は疾風怒濤の真っ只中にいる。その代弁者が尾崎だったのだろう。
「贈る言葉」や「乾杯」ならまだしも、「卒業」が卒業式で歌われることは、まずありえない。しかしそれでも日本のロックの名曲として、今後もきっと、歌い継がれることだろう。
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僕が僕であるためにー尾崎豊 オン・ピアノ [ 松下倫士 ]