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つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫だった不具のブログ―

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2022.08.24
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カテゴリ:児童文学・絵本
やなせさんといえばどうしてもアンパンマンのイメージが先行するけれども、個人的にはこの本が「推し」である。飯森広一氏の漫画『ぼくの動物園日記』では、犬が虎のお母さんになる話があった。これは実話だそうだから、やなせさんもあるいはこの話を知っていたのかもしれない。

けれども決定的な違いがある。本書は、うつくしくもかなしい愛の物語だということだ。人間はライオンを猛獣だと思っているから、逃げたライオンを撃ち殺そうとするのは当然かもしれない。けれども、彼は母親想いの「やさしいライオン」なのだ。いつの世も、物事の本質は少数の者にしか理解されず、それが往々にして悲劇の源になる。

この物語をこのように読み解くことは、あまりにも不遜すぎるだろうか?


やさしい ライオン (やなせたかしの名作えほん 2) [ やなせたかし ]


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Last updated  2023.08.27 22:48:49
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