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2012/09/04
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カテゴリ:木の話
OLD ASHIBA パネル.jpg


お客様のご要望で製作した、OLD ASHIBAのパネルです。
お店の壁面に取り付けられるとのことでした。

これにオイルやワックスを塗って仕上げれば、ぐっと雰囲気が出るんだろうなあ、と思います。
ただ、それもやっぱり、全体の雰囲気の中での話。

私や、このブログを見ていただいていた皆様は「好意的」に足場板を見ているので、「味がある」とか、「いい雰囲気が」とかいった評価になるのでしょうが、見ようによっては、梱包材のパネルのようにも見えます。

当然といえば当然ですね。
紫外線にさらされて表面の木の細胞が破壊されてねずみ色に日焼けした様子は、まさしく「梱包材」や荷物を載せるパレットと同じです。
まあ、「足場板」ですから。

「古いもの」といえば聞こえがいいのですが、いわば、「劣化したもの」であることは間違いありません。
「劣化したものを」を「味がある」といいありがたがるのも不思議なものですね。

町に住んでいると、「劣化した木」というのを見る機会があまりありません。
そういう意味では、「劣化した木」は「非日常」です。

カフェの隙間だらけの木の床。
反ったテーブルの天板。
角が大きく欠けた棚板・・・。
一つ一つが非日常で、それがかえって「カフェらしさ」、を醸し出す要因になり、古材のブームにつながったのだろうと思います。

そこから、その「非日常」が「日常」の中に移植され始めます。
「まるでカフェのような空間」を我が家に、というわけです。

カフェのような空間が、多くの家で生まれる頃には、カフェは新しい「非日常」を求めて、新しい形に変化していくのだと思います。

カフェに限らず、美容室にしても、ショップにしてもそうでしょう。

家と同じ空間がそこにあったのでは、流行りません。

もうしばらく、日常の中に、カフェらしい「非日常」を取り入れる動きというのは続くと思いますが、「ブーム」としてはもうそれほど長くないのではないかと思います。
ブームという波が押し寄せて去っていったあとに、一体何が残るのか?
あるいは、何が残せるのか?

それこそが「真価」なのだと思います。

波が引いた後に、それでもそこに残っているために、今、WOODPROがすべきことは何なのか?
そんなことを思いながら日々仕事をしています。

本日もご訪問ありがとうございます。







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Last updated  2013/12/20 11:43:23 AM
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