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テーマ:家を建てたい!(9814)
カテゴリ:レンガ積み(Brick)
竣工に向けて、いよいよ大詰めに入った半田市の輸入住宅 K邸の施工。 内装の納めも順調に進み、照明器具や水道の施工をする 状況となりました。 外部も足場が外れ、美しい外観が姿を現しています。 そこで、地味ではありますが、こんな写真を撮ってみました。 さほど面白味のない平面的な外観のように見えますが、 こういう単純なデザインにこそ施工の難しさが隠れて いるのです。 よ~く見て頂くと分かりますが、窓の大きさや位置は 全て一定ではありません。場所に応じて、それぞれ異なって いるのがお分かり頂けますでしょうか。 窓の両サイドは、レンガを窓までの距離に合せてカット すれば納まりますが、出来るだけカットが少なくなるように レンガ職人は目地幅を調整しています。 勿論、こうした調整は、人間の目で明らかなくらいだと 格好がよくありません。ですから、窓にぶつかる随分手前 からミリ単位で調整を始めます。 最も難しいのが、窓上の位置にレンガの高さの合せることです。 窓の上にレンガを載せる為に、L字の鉄筋を入れるのですが レンガの高さが丁度窓上に合わないと、鉄筋と窓との間に 隙間が生じてしまいます。 それを高さの違う窓全てで考えていかなければいけない のですが、写真では窓上に隙間のある窓は存在しません。 簡単なことのようですが、これがちゃんと出来ているという レンガ積みの家はなかなかないと思います。 (まあ、レンガ積みの家自体が少ないので、ホームメイドの 輸入住宅は最高峰の技術で建てられていると言っても過言では ありません) きっと、後世の人が見てもこの技術の高さに驚くはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年08月15日 14時39分37秒
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