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テーマ:家を建てたい!(9814)
カテゴリ:外壁材
名古屋市にあるこちらのお宅は、在来工法で建てられた20年前の おうちです。 設計士がデザインした高級住宅といった印象ですが、メンテナンスに あまり手を入れてこなかったようで、いろいろな処で不具合が発生 しているようです。 写真は、バルコニーの外壁ですが、至る処にクラック(ヒビ)が 入っているのが分かりますでしょうか。 設計図面を見ると、ラストップを下地にしてジョリパットで仕上げた と記載があります。 ラストップは、塗り壁材で仕上げる為の下地パネルのようで、 コンクリート・サイディング的な使い方がされているような感じです。 ただ、パネルのような外装材の場合、材料のつなぎ目で水平・垂直 方向に真っ直ぐ割れるというのが一般的で、このように縦横無尽に 割れが入っているのは、不思議です。 もしかしたら、パネル状の材料ではなくモルタルのように練った 状態のものを下地に塗ったのかも知れません。 勿論、パネル状の材料に雨水が浸透して、中からボロボロになって 割れたということも考えられます。 傾斜地にあるような住宅ですから、地盤についても少々怪しい 感じですから、外壁などは地震などの揺れの影響を受けてしまい、 ヒビ割れを加速したのかも知れません。 こうした家の動きに対して、ジョリパットは追随するだけの柔軟性は あまりないというのが、今まで見てきた印象です。 施工の手順や使う材料の相性などといった問題もあるでしょうが、 窓やドアのコーナーなど力の掛かりやすい場所のクラックは、 なかなか避けることは難しいような気がします。 今後実際に外壁を一部剥がすなどして、原因を確認した上で 柔軟性のあるスタッコフレックスなどを使って、割れにくい 外壁になるようリフォームしていきたいと思います。 勿論、単にスタッコフレックスを塗るだけでは、問題は解決 しません。下地の施工を同時に直していかなければ、また同じ 問題が発生するだけですね。 そこには、私たちのようなプロの技術と経験が必要かも知れません。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017年04月10日 11時12分42秒
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