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テーマ:家を建てたい!(9814)
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旭化成のへーベルで使われるALCコンクリート・サイディング。 RC造の建物を100mm厚の発砲コンクリートで覆う形を取って いるので、中断熱をしなくても、外断熱だけで十分な断熱性を 発揮出来ます。 ただ、このALCは人間の手では持ち運べないくらいに非常な 重さがある材料ですから、パネルを張り付ける時はクレーンで 吊り上げなければ施工が出来ないというのが欠点です。 このおうちは、家の奥の方も家が立て込んでいて、外壁材を 張るには人間の力でしか出来ない状況だったようで、大きなパネルを 小さくしてから、壁に張り付けていったようです。 ですから、パネルとパネルとのジョイント(つなぎ目)が多くなり、 外壁の雨漏れリスクが大きくなりました。勿論、その重量によって 建物に歪みや負担が掛かってしまうことも否めません。 また、30年近く前は、ALCコンクリート・サイディングのつなぎ目や 窓の周囲には、アクリル・コーキングが使われていました。 当時へーベルに使用したアクリル・コーキングは、時間が経つと硬化して 割れやすくなるようです。 この写真もその一つ。建物のコーナー部分の2階と3階とのつなぎ目 ですが、横方向に大きなクラックが入っています。 強く激しい雨が外壁に当たって、それがここに押し寄せてくると 割れ目から壁の中に雨水が侵入します。 そうして、2階の部屋の天井や壁から大量に水が落ちてきたという 感じのようです。 私たちは、今回このクラックを修理するに当たり、劣化しにくい 別のコーキング材で処理します。その上から弾性シーラーや 弾性(柔軟性)のある塗装を行ってから、最後に水を掛ける 防水検査を実施して完了です。 適切な材料と適切な施工。そして自然の摂理を考えることこそ、 家を長持ちさせる秘訣です。 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、私と話をしたいという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事を いくつかご覧の上適否をご判断願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2017年04月16日 13時05分21秒
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