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テーマ:家を建てたい!(9815)
カテゴリ:自然素材・摂理を考えた施工
数ヶ月前に購入したという中古住宅。屋根裏部屋もあって、可愛らしい 外観をしていますから、気に入って買われたのだと思います。 ただ、気になることがあったようで、私共にご相談を頂きました。 それは、部屋のカビや水染みの跡。 主に屋根裏部屋が問題のようですが、写真のようにコーナーのジョイント 部分に黒くなった所が存在します。 また、アルミサッシの周囲のビニールクロスも剥がれてきていて、そこの 下地も変色しているといった状況でした。 お客さんやリフォーム業者は、雨漏れだと判断したようで、屋外側の窓の 周囲等にコーキングなどを施工して、それで補修を完了したようですが、 屋根裏などの高い場所にある窓は処理をしなかったようで、不安が残った という感じだったのかも知れません。 まだ、現場を直接見た訳ではありませんから詳しい状況は分かりませんが、 私が推測するにこれは冬場の室内結露ではないかと考えています。 現在は、こうした部分は黒くはなっていますが、比較的乾いた状態ですし、 この梅雨のたくさんの雨でも雨漏れを起しているという状況は見受け られないといった感じのようです。 また、現在は購入したばかりで人が住んでおらず、生活による水蒸気や 温度変化もありません。 ただ、これを解消する為には、室内の空気や熱を効率よく逃がしてやる といった仕組みが必要ですし、ある程度抜本的な部分の工事をしないと いけないかも知れません。 この家のように屋根裏がチェック出来るおうちはまだいいのですが、 屋根裏を閉じた空間にして見えない状態になっている家は、この問題に 気付かずカビや構造材の腐食が発生していることも多いですから、 一度天井を開けて屋根裏へ入ってみることが必要ですね。 ずっと暮らす家ですから、家族の健康を考えてカビや結露の問題は早く 解決しておきたい処です。 <関連記事>: 屋根裏及び屋根裏部屋の結露対策(1) (2007年9月1日) 輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートを して欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、 現地調査を希望するという方は、お問い合わせ下さい。 全国どこでもご相談を受け付けます。 尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつか ご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの 皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019年07月15日 11時19分26秒
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