■忘年会ラスト!
なにかの拍子に鼻がピーといい音で鳴るようになったので、状態をくずさぬよう、息をころしてそっと足を運び、鯖口くんの耳もとでピーと鳴らして聞かせてさしあげた。 お互い、何もしゃべらなかったけど、たぶん鯖口くんは喜んだんじゃないかなぁ。 さて今夜は南船場の「ギャルリー・チガーヌ」さんで遊んできた。 3日連続開催された年忘れセッションの最終日。 主催は、音楽的には大先輩だけど人としてはお友達、のつもりのneaさん。 neaさんのセッションは妙にいい人ばかりが集まるイメージがあり、あっというまに受け入れていただき、とけこめてしまう。 最初からそうだったし、今日もそう。 「楽しいね」「今日楽しいです」「来てよかったね」って、初対面の人とも言い合った。 こんなん、まともににこにこ笑顔で言い合うことなんて、あんまりない。 少人数のゆるい空気だろうなと勝手に想像していたので、遊びのつもりで今日はフリューゲルとピアニカを持っていった。 したらば、超満員大入りで、なおかつ、ぶりぶり演奏しとるやん。 こりゃー遊んではいられない。 というわけで、わりと普通に演奏した。 実は、フリューゲルを人前で吹くのは初めて。 買ってから、とくに練習もせず、あやうくオブジェにしてしまいそうだったので、ふと思いたって持っていったのだが、まぁこんなもんだよね、って感じの、予想通りの出来でした。 最初はいいのよ。 太い管から直接体に響いてくる低音。 あったかくやわらかな音色。 フリューゲルならではの音そのものに自分自身も助けられて、なんだかトム・ハレルに近付いたかのような(カタチだけ)いい気分で一曲、二曲吹ける。 問題はそこからだ。 やっぱり慣れないマウスピースでは音が出ないし、高い音なんてもうカスカスだし、物足りなくなって、使えなくなって、ああ、ラッパが吹きたいなぁなんて思い始める。 結論として、フリューゲルを吹くならもうフリューゲルをメインに決めちゃう。 あるいは、曲を選んで効果的に持ち替えて使う。 いずれかだな。 今日みたいにだらだらと、吹けもせず吹くのが一番よろしくなかったのだった。 変な力はいってめずらしく口が疲れた。 セッションの終わりは、全員でFのブルースかコンファメイションってことが多いけど、今日は全員でwave大会とあいなり、実にさわやかな幕引きとなった。 が、残念ながらワタクシは終電の時間があったので退散。 誰かのソロ2コーラス目ぐらい、実に中途半端なところで、身支度をしてステージの皆さんを振り返ったら、皆さん、演奏しながらにっこりにっこりしてくださり、 いやほんと、皆さんがにっこりしてくださり、 ボサのリズムにのってお別れしたのだった。 まぁ、また会える。 来年も。 それで、乗りたい路線の終電まであと15分。 駅までは徒歩10分ぐらい。 急げばいけると算段をつけておったのです。 が、歩き始めてすぐ後悔したことには、今日、ワタクシはうれしげにバルーンスカートをはいとったんです。 ご存じのとおり、バルーンスカートは、スソがちょいとすぼまって、そのぶん上の方がふっくらとした可愛らしいシルエットなんですが、スソがすぼまっているということは、すなわち、足がひらかない!ということであった。 まいったね。 お着物を着ている人のように、とにかくこまた。 こまたで、ちょこまかちょこまかちょこまかちょこまか、歩くのです。 うおーーー進まぬーーー。 もっと速く行こうと思うと、足の回転速度をあげるしかなく、ちょこまか感がup! なんかあたし、はたから見ておもしろいんちゃうん、と思いながら、気分はねずみさん(なぜ?)にて、ちょこまか歩きでダッシュして、地下鉄の駅構内に入ってからが、これまたずいぶんと歩かねばならんことに焦ったものの、無事間に合いました。 ふい。 ではいよいよ2011年もものすごくちょびっとになりました。 このブログでつながっている方、 ブログでつながっててついに会えた方、 演奏つながり、仕事つながり、犬やそのほかたくさんのつながりの行く先々で、相手をしてくださった方々。 皆さまのおかげでワタクシがワタクシです。 ありがとうございました。 どうぞ来年もつながりっぱなしでいてください。 今年のブログ終了! いや、明日も書くかもしれんけど。