2018年をあらわす漢字一文字、お礼など。
2018年を見送るにあたり思うのは、「いい年だったなぁ」ということです。 父が亡くなったのに「いい年だった」というのは不謹慎かもしれん。バンドをご一緒させていただいた方にも、もう会えなくなった。 けど心はたくさん動きました。 いいことも悪いことも。 たくさんの気持ちを味わって、それでも今、静かにパソコンに向かっていられるのは、やはりいい年だったと思うんだよ。 わたしの2018年をあらわす漢字一文字は、「喋」です。 しゃべる。 歳をとるごとに、不思議なくらいわたしは自分のことを喋らない人になっていて、 それは取材の癖だったろうし、 もともと人の話を聞くのが好きだったこともあろうし、 また、ぶっちゃけ、話したところでわたしのことなんぞ、誰も興味がないんである。 聞いてくれる人がいなかったのかもしれないね。 ところが、今年は違った。 原風景、人生観、恋愛観、死生観まで。 それに案外、話したいのは「日々の些細なこと」だったりするのだが、これもありがたいことに、聞いてくれる人がいた。 ありがとう。 そんなわけで、もしかすると、2018年をあらわす漢字一文字は「喋」ではなく、聞いてもらったという意味で 「聞」 あるいは 「耳」 でもいいのかもしれない。 たくさんの「耳」に助けてもらった年。 今年は、解散したユニットが1つ。 新しく始まったユニットが、5つ。 そのほか関わらせてもらったユニットが3つ。 以前から継続してるのが2つ。 ツアーもなく、どこにも遠征しなかったけれど、話し合いと勉強と創作をたくさんする年だったように思う。 ジャンプの前に力を蓄えるように。 同じ場所にいても、以前のわたしとはちょっと違うわよ、という感が実はある。 それもこれも、たくさんお喋りしたおかげかなぁと思うんです。 音で、言葉で、そのほか使えるものは全部使って、とにかく人とコミュニケーションをとりまくった。 いい年でした。 ちなみに、話すことはとても気持ちがよく、一度始めるととまらなくなってしまい、とくに2018年前半は堰を切ったように喋り続けたわけですが、喋ればしゃべるほど体重が減ってですね。 とくに何もしていないのだが、なぜか痩せました。 お喋りの勢いは、秋が深まるころ、ふとおさまった。たまっていたものが出切ったんだと思う。 そうしたら体重の減りもストップしました。 ほんとです。 今年わたしの体に起こったオカルト。 さて、周りのお友達に、あなたの2018年をあらわす漢字一文字をたずねてみました。 覚えているかぎりで、こんな回答が。転 転職した重 体重が増える一方惑 職場の人に惑わされた日々足 時間が足りない、やりたいことがやりたいレベルでできてない進 あれもできたこれもできた求 音楽の道を探求して、探求した夢 長年の夢に近づいてる手応えと、悪夢を見るような生活と変 転勤や引っ越し歩 第一歩を踏み出したし、よく歩いた進 いろいろ進んだ 愛すべきわたしの周りのみなさんに、幸あれ。 わたしにも、幸あれ。 これから出会うみなさま、その時を楽しみにしております。 今年もありがとうございました。