◆しもじものしも。
詳細は書きづらいんだけど、ノーディレクションで進めてる物件がある。 ノーディレクションなのは、いいのよ(ほんとはよくないけど)。 うちらもプロだし、デザイナーさんは優秀。 代理店にかんでもらわなくても、進めることはできる。 けど、お得意さんと会うときはやっぱり、なんぼワタクシが代理店の名前を語ってもですね、物足りないわけよ。 やはり代理店のね、社員の人がいないとおかしいような気がするわけで、 オリエンぐらいは出席してほしいなぁと思うなれど、オリエン出席どころか、スケジュール調整すら、こちらからお願いしないとしてもらえない(忘れていらっしゃる)。 ここで、じゃぁいいよ、あたしがやるから、と思ってしまうと、以前やってた仕事の二の舞になってしまうので、がんばって、代理店の仕事は仕事として、していただくようにもってってるんだけど、なんだかそれも、疲れてきたなぁ。 なんだっていちいち、掲載日の2週間前ですのでオリエン時間調整お願いしますとか、ゲラチェックお願いしますとか、あたしから連絡せないかんのんか。 広告代理店の担当者様のアタマから、物件が抜けすぎている。 忘れすぎ。 「どうしても出張で、ごめんね」というけど、ハナから忘れてて出張入れましたね、あなた。 とは言えんけどね。 その物件のオリエンが、今回はお得意さんのご都合で土曜日になった。 代理店の社員の方々は、みなさんダメだそうで、ワタクシひとりで出向く。 それはしょーがないが、 あと、催促しても日程調整の連絡もらえなかったり、 勝手に行ってデザイナーさんとも打ち合わせて制作してよ、という態度なのもまぁいいけど、 そのおざなりの裏で、クライアントまで片道2,300円かかることも、すっかり忘れられているのは、いかん。 ここはちゃんとせないかん。 じゃないと、ワタクシは、あなたさまがたのことを、コンチキショウと思い始めてしまうですよ。 ケチじゃないよ。 仕事のモチベーションや結果は「人」に帰属すると常々思うが、この物件に関しては「人」が不参加なので、あとに残るのは、ギャラのみなのよ。 その、唯一の動機づけまで減るのはいやなんよ。 ちゅうわけで、夜のはじめのころ、あわてて代理店に行ってタクシーチケットをもらってきた。 帰り際、つい性分で、あたまを下げて「ありがとうございました」と言う自分が、なんだか情けなく、下々のシモっちゅう気分だ。 ちきしょう、己を高く保ちたい。 営業さんのことは好きなんだけどね。 別にフォローのつもりではなく。