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2004/08/01
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カテゴリ:アフリカ産

「きれいな石は好きですか?」
……と聞かれたら、どうしますか?

「はい」と即答したいところですが、
私の場合、まずは、
「きれいなの 好きですが……」と
お茶を濁しておきましょうか。

実際、集めた石を思い浮かべてみるに、
素直に「きれい」と言い難い石も、けっこう多いのです。
では、なぜ素直にきれいと言えない石を
好きこのんで買うのかというと、

きれい、と即答できない部分が美しいと思ったからです。

「きれい」と「美しい」をそれぞれ辞書で引いてみると、
どちらも似通った意味なのですが、
「きれい」には「清潔」とか「整っている」という意味が含まれます。

でも、私は石の整っていない部分や
土っぽくて汚れて見える部分も美しいと思うのです。

茶道で使うお茶道具には、土っぽくてゆがんでいたり、
中には欠けたところがあるものが「名品」とされていることがあります。
整った形にわざと手を加えてそれを乱したものや、
陶器を最後に焼くときに炎の中で思わぬゆがみや山割れを
生じた物の美しさを
「破調の美」(はちょうのび)と言うのだそうですが、
それに近いかもしれません。

……とこんなことを言うと、
なんだか高尚な趣味だと思われるかもしれませんが、
そもそもは珍しくて変わった石が好きで、
そういう石は往々にして「きれい」とは言いがたいものが
多いというのが始まりです。

そんな石が「美しい」と言えるようになったのは、
清潔で整った「きれい」とは対極にあるようなこの石の写真からでした。



写真にも入れてありますが、
南アフリカはメッシーナ鉱山産の
アホーアイト(アホーイト)入り水晶です。
真ん中の画像の一番右に写っている小さなポイントに
ほんのりアホーアイトが入っているだけなので、
「アホーアイト入り水晶」と言うよりも
「おまけ程度にアホーアイトが見られるメッシーナ産水晶」
と言った方が正しいかもしれません。

アホーアイトは、銅を含有した珪酸塩鉱物で、銅鉱床から発見されます。
日本語ではちょっとインパクトのあるその名前は、
産地であるアメリカのアリゾナ州のネイティブアメリカンの
部族の名前にちなんで命名されたということですが、
アホーアイト入りの水晶は、メッシーナ鉱山でしか採掘されないそうです。
しかも、メッシーナ鉱山は1992年に閉鎖され、
なかなかお目にかかることができません。
あってもお値段が……!

しかしこの石は、アホーアイトのほんのりさが幸いして、
格安で入手できました。
(ダルネゴルスクの緑水晶と一緒に買っておまけしてもらったのは、この石です)

あ、話がずれました。
メッシーナ産の水晶は、もちろん、アホーアイトの入っていないものもあります。
たいていは乳白色でやや半透明~不透明なものが多く、
緑泥石(クローライト)、A赤鉄鉱(ヘマタイト)、褐鉄鉱(リモナイト)
パパゴ石(パパゴアイト)等のインクルージョンが見られます。
(青緑のアホーアイトに対してパパゴアイトは青。これも大変珍しいものです)
形も変わっている物が多いようです。

……しかし、写真でもわかるように、
「きれい」というよりも、なんだかいろいろなものが
たくさんへばりついた「ワイルド」な水晶です。

私も最初はこれを「美しい」とは思えなくて、
「高いし、せっかく買うならもうちょっときれいなのを」
なんて考えていました。

写真の石も、「格安アホーアイト入り水晶」として買ってしまったのですが、
写真に撮ってみて驚き!

美しい!

その土っぽさも、
形のワイルドさも、
土っぽいなかからほんのり透ける半透明さも、
まるで「廃墟」や「遺跡」や「自然の山」のような
風格と美しさを備えて見えました。

少なくとも、私には美しく見えたのです。

この美しさに気づいた後、
アフリカやマダガスカル産のワイルドな水晶が増えてきたことは
言うまでもありません。

整った結晶は、きれいです。
しかし、写真に撮るとなると
意外に「撮り方」が限定されてしまいます。
それよりも、写すたびに新たな発見のあるワイルドな水晶の
「破調の美」に惹かれてしまう今日この頃です。


※こんな石も美しいと思い始めて困ったこと その1
……欲しい石が増えたこと。財布の中身は有限なのです。

※こんな石も美しいと思い始めて困ったこと その2
……お店に行って、スタッフの方がせっかく
「これなんかキレイですよ~」と薦めて下さっているのに、
「こっちの方が……」とワイルドなのを手にとって、
けげんな顔をされてしまうこと。

※こんな石も美しいと思い始めて困ったこと その3
……これは申し訳ないのですが、
スピリチュアル系のお店で、手に取った石を(もちろんワイルドな石)
「それ、カワイイですよね~」と
言っていただいたとき、どう答えていいかわからなくなること。
いや、私が手に取る石は、手のひらサイズのが多いので、
大きさ的には「カワイイ」かも。
でも、土っぽかったり、ごつごつしてたり、まっ黒だったり……
それでも「カワイイ」?
できれば「カッコイイ」と言って欲しいかも。
あ、「変わってますよね」でもいいかな。





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Last updated  2006/11/16 08:55:49 AM
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