カテゴリ:石について考える(調べもの中心)
いさぎよくありませんが、追記です。
4日間にわたった、まとまらない長文をお読みいただき、ありがとうございます。 この上恐縮ですが、ご一読下さい。 いろいろと麗々しくいわくありげなリーディングが載せられているロシレムを調べていく途中でマヤークの事故を知ったときは、ショックでした。 そのショックのままに書き散らしてしまったのですが、以下の点を補足します。 ●位置関係 チェリャビンスク州は、北海道よりさらに広い面積を持ちます。 当然、我々の生活感覚で言う距離では、マヤークとチェリャビンスク、 あるいは(特定できていませんが)ロシレムとの産地は相当離れています。 「近い」と表現したのは、私の感覚でしかありません。 もちろん、放射能の影響のある土地で採掘されたのだということもないと思います。 ●核問題の取り扱い 核問題は、軽々しく扱う問題ではありません。 にもかかわらず、結果的に軽々しく扱ってしまったことを反省しています。 まず、ロシア国内にある核施設はマヤークだけではありません。 世界各地にはたくさんの各施設が存在し、さらにひどい被害が出ているところもあります。 石の産地とかかわるところもあるかもしれません。 その中で、たまたまウラルにあったというだけで、マヤークだけをとりあげ、ロシレムと結びつけたことは、不適切であったかもしれません。 マヤークをロシレムと結びつけることの是非は、私自身もまだひどく迷っています。 ここで言う 「ロシレムの沈黙」は、「核/放射能の問題」とイコールではありません。 近くに核施設があったことが、ロシレムのパワー/メッセージに直接影響を及ぼしているとも考えていません。 それでは、あまりに短絡に過ぎます。 にもかかわらず、話題を取りあげ、軽々しく扱ったことで不快な思いをされた方もいらっしゃったかと思います。 この場を借りてお詫び申し上げます。 ●「沈黙」の意味 「石のを解読せよ」の「沈黙」は、最初に書いたように私自身がロシレムに対して抱いたイメージです。 私個人は、石のパワー、リーディングを盲目的に信じていません。 むしろ、「何が」そう言わせたのか、ということに興味があります。 今回は、壮大で意味ありげなロシレムのリーディングに対して、無意識に作為と疑いを感じているのではないかと考え、どうしても華やかなパワーや、効能、リーディングに流されてしまう自分を戒める気持ちで、自分の納得できる理由を探して調べはじめました。 私は、石のパワーやリーディングを盲目的に信じることはありません。 むしろ、疑って、疑って、その奥を知りたいと考えています。 しかし、石のパワーを否定しているわけでもありません。 疑いつくして、それでもなお説明できない何かこそが、本当のパワーであり、石の不思議なのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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KUROさんコンバンハ!
すごい分析ですね。よく調べられていて関心しました。KUROさんの探究心相当すごいですよ。 自分はロシアンレムリアンは、日本に出回り出した頃それがロシアンレムリアンだとは知らずに、これほどまで有名になる石とは知らずに手にしました。 それは外観から受ける印象が強烈だったからです。 古びた外観。ファセットのトップやそれを形づくる線が面になっているところ。またその石には強烈な虹が入っていて何よりもそれが気に入ったのです。 レコードキーパー強力に入っていることは後から知りました。 なぜその時その石に強くひかれたのか、今考えても不思議なくらいです。 今回の長文の最後にある『疑いつくして、それでもなお説明できない何かこそが、本当のパワーであり、石の不思議なのだと思います。』にすごく同感です。自分も石に対してはKUROさんと同じようなスタンスがあると自分で思っていますが、KUROさんの言葉にホントそう思いました。 KUROさんのように調べに調べてロジカルに解説する方も居れば、感覚的に話しをする人も居いらっしゃいますよね。でも不思議なものって皆なそうだと思いますが、本当に本当のところが分からないから面白いっていうのもありますよね! (2006/01/31 11:26:40 PM)
ついつい『エライヒト』『ワカルヒト』『スゴイヒト』のリーディングやパワー云々の言葉に振り回されてしまいがちな状況(一時自分も陥ってしまっていた)に一石投じてくださり、、 ほんとにその、疑い徹底的に調べ尽くしても説明できないものが本当のパワーや不思議という言葉に、しみじみとうなずけ、ヘンですが安堵の気持ちすら生じました。 ロシレムロシレムと“祭り”みたいになってた一時期、自分はすごく抵抗があったのですが、その後どうしても惹かれてしまった石がロシレム。。。 めためた年代モノ過ぎのまた形も結晶として素晴らしいクースみたいなロシレムに清水ダイブしたのですが、あんだけロシレムを避けていたのに自分にとってすごく特別な石なっちゃった。。それにもなんか改めて納得がいきました。ありがとうございます。 (2006/02/01 05:43:12 PM)
ぼーじーさん、なーんちゃってベジさん
ご感想ありがとうございます。 ここにお返事させていただこうかと思ったのですが、 すべては本文中で言うべきことなのに、 言い訳に終止してしまいそうなので、このような形になりました。 このシリーズについては、なるべく早くHPに収納しようと思っています。 その際は、もう少しだけ手を入れるつもりです。 (2006/02/05 12:13:39 AM)
通りすがりのものですが...あんまり興味深いお話だったんでカキコさせていただきましたー。
文章拝読したかぎりでは、不快な結び付け方は特にされていないと思いました。私もウラル産だという水晶を持っているのですが、水晶のことはよく知らなかったので、最初目にした「チェリャビンスク」という産地名に、やっぱり核実験の方を想像してしまいました。 私は石のパワーとか全然わからないけど、否定しているつもりもありません。とはいえ、いわゆる商標登録された「ロシレム」については、お店などにある紹介文読んでても、『はあそうなんですか』という感じで、なぜかピンとこなかったんです... KUROさんの文章読ませていただいて、なるほど、たとえば「もっと自然に対して謙虚になりなされ」というメッセージならば私にもわかりやすいなあと... ちょっと石に叱られた気分になりました。 1950年代前後の南ウラルについては、メドヴェジェフという人が「ウラルの核惨事」という本でかなりくわしく書いているんです。当時西側に亡命していた著者が、ソ連邦内の普通の新聞記事や発表された学術論文だけを頼りに、汚染規模や汚染地などを推測していて、読んだ当時学生だった私は「すごいな」と感動したおぼえがあります。あと読んだことありませんが、この人最近では、チェルノブイリ事故のレポートも書かれているようです。 すいません、ここにそぐわない話題なのかもしれないですが...ここまで突っ込んで探求される方ならば、 もしかしたらご興味持たれるかなと思いまして... 機会とご興味があったら読んでみてください。 ではでは失礼しました。。。 (2006/07/15 03:01:33 PM)
ずいちょさん
はじめまして、ようこそおいで下さいました。 タラタラ長い文をお読みいただき、ありがとうございます。 マヤークの件、不快な結びつけはないようだと言っていただいて、ちょっとほっとしました。 ここでマヤークをとりあげて、「だから、ロシレムは○○なのね」と、結びつけられてしまうのは、ちょっとおかしいと思ったのです。 「ウラルの核惨事」の本のご紹介、ありがとうございます。 このままほったらかしにしていてはいけないと思っていたので、図書館で探して、呼んでみたいと思います。 (2006/07/16 11:30:14 PM) |
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