カテゴリ:産地不明
ブロンザイトです。 和名は古銅輝石。 エンスタタイトの一種で、最近人気のハイパーシーン(紫蘇輝石)とは、 成分がとてもよく似た兄弟石。 ハイパーシーンはこんな石↓なので 似ても似つかないように思えますが、 鉄分の割合が少し違うだけで、成分はほぼ同じ。 ちなみにハイパーシーンの名前は、 このブロンザイトより「ちょっと硬い」ことに由来するのだそうです。 いくら名前がハイパーだからと言って、 ハイパワーな石という意味ではないのでご注意を。 さて、ブロンザイトも、比較的最近ビーズで見かけるようになった石。 ビーズではみかけても、タンブルでは意外に見かける機会が少ないような……。 見かけの割に、いや、ごつい見かけ通りずっしり重く感じる石です。 その色合いは、なんというかモザイク状のタイガー・アイとでも言いたい感じ。 実際、ブロンザイトのさざれビーズを買ったら、何をどうしたのか、 一粒だけ見るからにタイガー・アイが混じっていました。 このモザイクのような輝きの違いが、なかなか写真に撮れない難物だった、 このタンブルは、タンブルと言うにはかなり小型ですが、 かなり以前に「見かけたことがない名前の石」と言うことで買いました。 そのとき、赤っぽい、ちょうどレッド・タイガーアイのような色合いのブロンザイトがあって、 「マホガニー・ブロンザイト」または「ブロンザイト・マホガニー」と紹介されていたんですが、 あれは、ブロンザイトを加熱したものだったのか……? それこそ、今となってはビーズですら見かけないので、謎です。 ところで、これまでハイパーシーン(紫蘇輝石)ブロンザイト(古銅輝石)と 言ってきましたが、 なにやら、1988年の国際鉱物学連合(IMA)で輝石の分類と命名が整理され、 ハイパーシーンもブロンザイトもまとめて フェロシライト(鉄珪輝石)ということにされてしまったとか……。 ハイパーシーンとブロンザイトがとてもよく似た成分の兄弟石だった……と言うだけでも驚きなのに、 今度は同じ石ですか。 知らない間に名前が変わっていく……わけわかりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/09/18 09:59:19 PM
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