カテゴリ:ブラジル産
先だっての鉱物・化石市場 in 池袋での戦利品。 大きさは手のひらぴったリサイズ。 長さは12センチほど。斜めに割れているために長く見えますが、 普通だったら8~9センチくらいという感じでしょうか。 透明感もさほどないし、あちこちあたり傷(縁の部分の小さな欠け)もあるんですが、 この石に目を付けたのはあるポイント。 なんと、柱面がパイライトできらきら。 表面付近に小さな小さなパイライトが無数に内包されているのです。 なのに、普通の水晶と一緒に売られていたので、お値段なんと420円。 数年前はパイライト入りの水晶は、ぶっかき破片状でもそれなりの値段がしてたんだけどなあ。 たぶん、パイライト入り水晶の産出が大量にあったことと、 お店が、大量仕入れ大量販売のお店だったことが、ラッキーな方向に働いたのでしょう。 昨今、石の値段が高くなったと言われます。 私の実感としては、高くなった石もあり、値崩れした石もあり。 石の産出には波があり、産地と人気と産出量が相まって、 相場というのは一概に言えないと思っています。 産地で値段が変化するのは、「ヒマラヤ水晶」というように 産地によってプレミア的価値が付くだけでなく、 ネパールのように採掘時期が限られ、 ほとんど手掘りのために産出量が限られていること、 ヨーロッパなど他の地域でも人気があって競争率が高かったり、 政情不安の要因もからみます。 もちろん、アホーアイト入り水晶のように世界で一カ所しか産出しない しかも美しい石は、石のパワーに関係なく高値です。 人気という点では、私が実感したのはアイスクリスタル。 最初は大きさと特徴ありという点を考慮しても、ほどほど値段だと思っていたのに、 人気、あるいは知名度の上昇に従って値段も上昇。 ミネラルショーでさえ、かる~く3倍越えましたね。 ヒマラヤ水晶(インド産)のように、 高いもの、お手軽なものが幅広く見られるようになった石もあり。 カバンサイトのように初期は高値で、後に大量に産出して値下がりし、 嬉しい! と思ったら、産出が不安定になった(ような)石もあり。 ネパール産ヒマラヤ水晶も、高いところは高いままですが、 扱う店が増えて、探せばラッキーな石があったり。 「石」といっても原石かビーズかで違ってきます。 もちろん、石のグレードによって、同じ種類の石でも値段が違い、 さらには扱う店によっても違います。 ミネラルショーでも、むやみやたらに高くなるのではなく、 産出のあった石や人気が落ち着いた石は、価格も落ち着いているような。 とはいえ、「石」とひとくちにいってもブレスレットになれば 加工の容易さ、人気のほかに、 デザイン料、パワーストーン的効能、「パワーを込めました」など、 石そのものには直接関わりない(…と思うのですが)部分で値段は乱高下します。 そういうものを「石の相場」と言ってもいいものかどうか。 とにかく、「この石(種類)の相場は○○円」と簡単に言えるものではないので、 個人的にはリサーチあるのみ。 「これは!」という石をお得価格で手に入れたときの「してやったり感」は格別です。 写真の石は、ゴロゴロ並んでいる中からひとつだけパイライト入り。 探せばあるものだ☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/22 08:40:52 AM
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