テーマ:ワイン大好き!(30780)
カテゴリ:ドイツワイン
最近多めですが今回もドイツの白。少し熟成感の出てきた辛口です。 リースリング・qba・トロッケン2006。生産者はドクトル・ダインハルト。プファルツのダイデスハイムで、1894年から家族経営でワイン作りを行っています。ダイデスハイムはプファルツの中でも屈指の銘醸地ですが、ダイデスハイムの優れた畑を多く所有しています。中辛口の「ハルプトロッケン」で非常に高い評価を得ている生産者でもあります。 価格は、写真のお店では1680円ですが既に売り切れ。楽天内ではやはりハルプトロッケンの方が多く見かけますね。 色はツヤのある黄色。薄い黄金といってもいいくらいです。 香りは色に似合った蜜っぽさ、ハチミツのニュアンスと言ったものをよく感じました。また、こなれて溶け込んでいますが、石油香の名残のようなものも伺えます。その他、アプリコットや少々のメロン、リンゴ、それに軽いレモン的なものといったフルーツのニュアンスも。加えて、乾燥タイム的なハーブっぽさ、ミネラル、それに梅酒的な雰囲気も感じられました。 味わいは辛口です。果実味は繊細でやや熟成したしっとり感のあるものとなっています。酸の印象がメインで、最初のインパクトと後口の両方で前に出てきます。太く、強さのある酸です。また、エキス分も結構あり、グリスを感じます。ボディも、ライトの範疇に入るものだとは思いますが、エキス分の強い重さを感じるものになっています。 食事にはやっぱりよく合いますね^^ 魚介との相性は間違いないタイプで、イカ、アジ、エビの握り寿司との相性は非常に良かったです。イカ・エビは素材の甘みとワインの果実味が合うのはもちろん、歯ごたえや固さとワインのミネラル感、エキス分が上手くかみ合います。アジとは、生臭みが出ることも無く、青魚の香りとワインの香り、特に柑橘っぽさやハーブっぽさが良く合いました。また、鯛のシンプルな塩焼きのようなものにもいいですね。魚の旨み、塩分がワインのミネラル感や旨みにいいです。 その他、鳥肉の肉じゃがやささ身の天婦羅といった和食系の味や、タコのマリネなど洋風でもフレッシュな味わいのものには良く合いました。特に、マリネは一緒にあったオニオンスライスとの相性が抜群でしたね。加えて、クリームコロッケにはどうかなと試してみたところ、ワインのエキス分や若干の熟成感が結構よくマッチしました。 結構よく見かける作り手で、なんとなく飲んでいなかったのですがなかなかいいですね。この価格帯で、しっかりとした熟成の雰囲気を楽しめるのは嬉しいところです。 楽天内にも多くあるハルプトロッケンは、2001ヴィンテージなどさらに熟成の進んだものが出ているので、かなり興味深いですね。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月06日 23時34分26秒
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