テーマ:ワイン大好き!(30878)
カテゴリ:ドイツワイン
今回はこの時期鍋やカニによく合うドイツの辛口白です。 クロイツナッハー・ナーレンカッペ・リースリング・QBA・トロッケン2009。ポール・アンホイザーは1888年設立のワイナリーですが、アンホイザー家によるワイン作り自体は約380年前から行われていたそうです。当時からナーエの地に根付き、さらには近年になってよい畑を求めてワイナリーを拡張しています。 価格は、写真のお店で1470円。 色はややツヤも感じる黄色です。 香りはマスカット系のフルーツ香にフローラルのニュアンスが先ず感じられました。そこに蜜入りリンゴや花の蜜、ミネラル、それにオレガノのようなカスかなハーブっぽさが加わります。また、少々のオイリーさと、マヨネーズ風味のおかきのような独特のニュアンスがありました。 味わいはトロッケンということで辛口ではありますが、しっとりとした果実味がそこそこ感じられキンキンに辛いというわけではありません。酸味は明るく、トーンの高いもので、果実味よりやや前に来るでしょうか。いいバランスです。ミネラル感も強く、酸と共に主役の位置にいます。ボディはライトで、芯は感じますが柔らかな口当り。 単独でも悪くありませんが、あまり特徴的なタイプではないので食事とあわせて楽しみたいところ。 やはり鍋ものとの相性はよく、ちゃんこ鍋の鳥肉やネギ、おでんのこんにゃくやゴボウ入り竹輪、寄せ鍋の魚介などなど何でもいけます。特に、ダシや肉・魚の旨みとはよく引き合いますね。また、湯豆腐ですと、ポン酢と喧嘩もしませんでした。 加えて、鮮魚系にもよく合い、お寿司ですとカニやエビ、それにイカの甘みとワインの果実味が上手い具合に一体となります。あと、マグロの鉄分にも割りと嵌りました。 この時期でも、暖かい部屋で、食事と共によく冷やして楽しみたいワインです。 ただ、カジュアルさはありますが、バランスの良さ、上品さは決して侮れないですね。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年02月03日 23時24分53秒
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