テーマ:ワイン大好き!(30235)
カテゴリ:ドイツワイン
昨日は満月でしたね。快晴で大きな月をしっかり見られました。というわけで、今月も満月ロゼです。 ファルツ シュペートブルグンダー ロゼ Q.b.A. トロッケン 2010。生産者ヘレンベルク・ホーニッヒゼッケル共同醸造所は1903年設立のファルツの組合。畑名に由来するヘレンベルクとホーニッヒゼッケルの二つの組合が統合されたものだそうです。11の生産者が集まっており、200haの畑で40種ほどの品種を栽培しているのだとか。 セパージュはシュペートブルグンダー=ピノ・ノワール100%。価格は、写真のお店で1715円です。 色は、ロゼらしい透明感のおかげでルビー的に見えなくもありませんが、赤みが強くオレンジも感じられ、ガーネット的といっていいほど。 香りはまさにピノ。チェリーやラズベリー、イチゴそれにアセロラっぽさといった小さな赤いフルーツのニュアンスがしっかり。そこに、微かな黒ベリーっぽさやカラメルっぽさといった要素、それに、軽い下草やハーブっぽさ、スパイス、土といったものが加わります。また、赤い花や微かな革系のニュアンスのようなものも感じられたでしょうか。 味わいはなかなか辛口。ミネラルやアルコール、少々の渋みといった要素が感じられます。ただ、果実味は充分で、重さ・厚みを感じるそれがメインの要素として拡がっています。酸は小さな赤い果実系の明るいものがパッと入りますが、果実味の間に見えるといった程度で決してメインにはなりません。 果実味の印象がありつつもきっちり辛口なので、食事には良く合います。 リーズマリーの効いたローストチキンなどは流石の好相性。肉の旨み、塩気、ワインの果実味、ミネラル感、ほのかなタンニンといったものが良く噛みあいますし、香りの面でもチキンに使われたスパイスやローズマリーとワインの似た要素がいい一体感を見せました。 また、鴨のローストをあわせて見ますと、これまたバッチリ。肉は柑橘系のソース+ママレードで頂きましたが、肉の旨み、鉄っぽさとワインの要素が合うのはもちろん、ソースやママレードの柑橘感や甘みとワインの香り、果実味との相性は見事でした。 ロゼなのはロゼなのですが、極めて赤ワインに近いタイプ化と思います。ドイツのロゼといいますと、薄いイメージをもたれる方も多いかと思いますが、このワインは、「濃い」というものではないものの、目の詰まった、芯のしっかりしたタイプで、値段も考えますとかなり面白い銘柄かと思います。 栓はスクリューなので、手頃に飲めるのもいいですね。これからの時期のパーティワインなどとしてはなかなかいい選択肢と言えそうです。 背景がちょっとアレですが、ワインの赤さが伝わりますでしょうか? にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年05月27日 00時21分44秒
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