テーマ:ワイン大好き!(30885)
カテゴリ:泡モノ!
今回はシャンパーニュです。酸は効いていますが穏やかで厚みのあるタイプになります。 グラン・レゼルヴ・ブリュット。生産者ゴッセは、シャンパーニュ地方の中でもピノ・ノワールの評価が高いアイの市長だったピエール・ゴッセが1584年に設立した、同地方の中でも最古参に当たるメゾンです。このメゾンの特徴は、なんといってもマロラクティック発酵を殆どのキュヴェで行わないこと。その為、酸のパワーを落ち着かせるために、法定の熟成期間を20か月以上上回る期間の36か月、さらに、ものによってはなんと120か月もの熟成期間を経た後リリースしています。 セパージュはピノ・ノワール42%、シャルドネ43%、ピノ・ムニエ15%。このキュヴェは36か月熟成になります。価格は、写真のお店では6650円。 色は薄いですがツヤはあり、淡い目のシャンパンゴールドといったところ。 泡は、勢いはそれほどでもありませんが量は多くキメもシャンパーニュらしいものでクリーミーです。 香りは、らしいビスケットやハチミツ、酵母っぽさといったものをよく感じます。白い花や微かな白コショウもあるでしょうか。柑橘っぽさも出ていますが、グレープフルーツよりはオレンジの方がそれっぽいですね。その他、洋ナシやリンゴ、それにモモといったフルーツ、お肉に合いそうなハーブっぽさといったものも。 味わいは、しっとり穏やかな果実味を軸に、明るく強い酸が加わるといった感じ。後口にかけても、何方アが際立つという感じではなくあくまでバランス型。ミネラル感もありますが、やわらかな質感でしなやかさを感じるといった感じ。ボディはミディアムよりのライトといったところでしょうか。 勿論単独でもちびちび行けますが、これが結構食事、それも和系にいいんです。 レンコンやゴボウ、ニンジンなどを用いた根菜の煮物(醤油+味醂系の甘辛い味付けです)をつまんでみますと、根菜の香りとワインのミネラル感やビスケット系のニュアンスが合いますし、根菜+調味料の滋味深く素朴な味わいに、ワインのバランス感や果実味が意外なほどぴったり寄り添いました。 また、鮮魚にも問題なしで、中でも面白かったのがサンマの握り。青魚にはどうかなと思いましたが、臭み等全く出ず、むしろサンマの香り+シャリの香り、甘みにワインの香りや味わいが驚くほど馴染みました。今回は試せていませんが、サバやブリなど、他にも色々合わせてみたいところです。 非常にまっとうで素性のいい、シャンパーニュを飲んでいると感じさせてくれるシャンパーニュでした。ただ、そんなシャンパンが和食とバッチリ合うというのも中々面白い経験になりました。 11月30日開催の奥出雲ワイナリーワインメーカーズディナー、現在参加募集中です!お問い合わせ・ご参加お待ちしております! にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年11月07日 11時21分48秒
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