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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2015年02月18日
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山梨のシャトー・ルミエールは、その前身まで含めますと明治18年まで遡る、山梨の老舗ワイナリーです。その老舗にいらした小山田さんが、この度独立され、新たにリリースされたのがドメーヌ・オヤマダです。

ドメーヌ・オヤマダのワインは、ペイザナ農業法人・中原ワイナリーで醸造されています。このペイザナ農業法人というのは、山梨市、笛吹市、甲州市、甲府市、北杜市を拠点に活動しており、日本の農業の将来を見据え、農地を継承・活用し、農業従事者の雇用・育成を目的として、小山田氏と四恩醸造の小林氏が理事となり、2011年に設立されたものです。
中原ワイナリーは、そのペイザナが、自社のブドウを用い付加価値の高いワインを作るべく、2014年に設立した共同醸造所だそうです。

小山田氏は、ルミエール時代からビオディナミ農法に取り組まれており、現在は、欧州に比べ湿潤な環境にある日本の農業においてはプレパラートの使用より雑草といかに付き合うかという考えに到達し、厳密なビオディナミではなく自身の畑に合ったスタイルとなっているものの、やはり自然派なアプローチを実践されているそうです。
また、醸造においても、自然酵母による発酵、亜硫酸塩を最低限の使用に留めるといったことをなされているそうです。

ブドウとしては、山梨の万力や日向、大久保、祝、萱刈、上神内川、それに長野の洗馬といったところの畑で、甲州やベーリーAの他、デラウエアやカベルネ・フラン、プティ・マンサン、それにシュナン・ブランやロモランタン、アルバリーニョ、シラー、ムールヴェードル等々様々な品種を栽培されています。
ワインは、それら様々な品種のアッサンブラージュで作られており、中には混植混醸のものも。ワイン名は品種名ではなく地域名などにしています。

さて、そんなドメーヌ・オヤマダのワインですが、ワインインポーターのヴァンクゥールさんが扱われることになったこともあり、岡山の自然派ワインのお店プレヴナンの方がリリースパーティに参加され、大変感動されたそうで、この度緊急ワイン会が開催されました。

頂いたのは以下の3種です。メモは取れておりませんので、ここでの簡単な感想に留めたいと思います。

1、ヴァン・ド・ターブル・BOW!白 2014
セパージュは、デラウエア主体で、プティ・マンサンとシュナン・ブランが使われているそう。
色は薄めながらツヤ感のある黄色。香りはデラウエアらしいブドウ感がありつつも、ネクター系の甘いニュアンスや、同じモモでも黄桃っぽさといったものが出ていました。味わいは、果実味のボリュームがありつつもしっとり明るい酸が入っておりジューシー。ボディはライトですが、密度、エキス分は結構ありますね。

2、ヴァン・ド・ターブルBOW!赤 2014
セパージュはカベルネ・フランとマスカット・ベーリーA。
色は薄めの赤で、濁りもあったでしょうか。香りは、イチゴキャンディーっぽさを中心に、スミレや赤い花、茶色いスパイスが感じられ、時間と共にベジタブル感も出てきました。味わいはライトで辛口。旨みがあり、柔らかながらどこかクールな質感が快適でした。

3、洗馬・赤 2013
セパージュは様々なヴィニフェラ種の混植混醸だそう。
色は濃いです。黒紫で透明度も無し。香りは、黒ベリーやドライ赤ベリーなど濃いベリーフルーツ感とナッティさが印象的。そこに、スパイスや乾燥ハーブ、それに土っぽさ、バルサミコ?といった黒っぽいニュアンスが加わります。味わいは、果実味はありますが突出せず、酸もしっかりでバランス型。渋みもきっちり感じ、タンニンの印象もありました。ボディが中々で、濃いいというわけではないのですが、エキス分があり、しなやかなフルボディといった印象でした。

赤2種類は、ワイン単独で行くと洗馬の深みが非常に印象的で、スケール感も感じました。ただ、当日ご用意いただいた野菜料理と合わせると、BOW!のニュートラルな感じが非常に好印象。このBOW!価格も1700円台と手を出しやすいレンジですし、料理もカツオのたたき等魚系にも行けそうで、かなり使い勝手良さそう。一方、洗馬には鴨や鹿など赤身の肉を合わせてみたいところ。果実味のインパクトが強いわけではないのですが、全体として強さを感じるワインでした。
一方、BOW!白は、フルーティさがしっかりあり、香りも強く華やか。そして、これは3種どれにも言えることですが、還元臭も特にないことから、非常にとっつきやすいワインなのではないかなと。野菜の甘みに対してもいい相性を見せてくれましたし、まさにヴァン・ド・ターブルは伊達じゃないなという印象でした。

今後は、祝の甲州を使ったスパークリングなどもリリースされるそうで、楽しみにしたいところです。ただ、やはり生産量はまだまだ多くなく、楽天内の上記3種は既にすべて完売のようでした。
  • ドメーヌ・オヤマダ ワイン会 ワイン

今回のワイン3種です。

  • ドメーヌ・オヤマダ ワイン会 パスタ

会は、プレヴナンの隣にあり、プレヴナンの方が経営されているナチュレルモンというお店で行われました。お料理の写真はあまり取れていないのですが、バーニャカウダ、キッシュ、そしてこの紫キャベツのパスタを頂きました。パスタに使われている野菜の甘みは、どのワインにもよく合いましたが中でもやはりBOW!白にはかなり良かったなあと。
キッシュ以外は野菜のみ、それも全て有機栽培というこだわりようです。ナチュレルモンでは、プレヴナンのワインがグラスで頂けます。

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最終更新日  2015年02月19日 18時39分07秒
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