テーマ:ワイン大好き!(30885)
カテゴリ:泡モノ!
今回はアメリカ・オレゴン州のスパークリングです。 エヴォリューション・スパークリング。生産者ソーコル・ブロッサーはアメリカ・オレゴン州のウィラメットヴァレーにあるダンディー・ヒルズのワイナリー。オレゴンはニューワールドの中でもかなり新しい産地になりますが、ソーコル・ブロッサーが誕生した1971年にはなんとオレゴンにワイン業界は無かったそうです。その後のワイナリーの指導的な立場も担いました。創業当時からサスティナブルを意識したワイン作りを行っており、オーガニック農法や、ワインのラベルに再生紙を使用するといった事に取り組んでいます。 エヴォリューションシリーズは、様々な品種を混醸したシリーズで、本ワインも、そのセパージュはピノ・グリ、リースリング、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネール、ミュラー・トゥルガウ、シルヴァネール、ピノ・ブラン、セミヨン、シャルドネと9種類に上ります。価格は、写真のお店で2797円。 色は薄い黄色。あまりツヤ感などはありませんね。 泡は大人しい印象。瓶内二次発酵ということでキメの細かさはまずまずありますが、量や勢いは程々。 香りはセパージュの影響か柑橘系の雰囲気がよく出ており、レモンやグレープフルーツ、それにスウィーティのようなニュアンスが。また、青リンゴや洋ナシ、白桃、少々のアプリコットといったものも。基本的にフルーティですが、白い花やナッツ、それにハーブっぽさやグリーンペッパー?のような要素もあったでしょうか。 味わいは、果実味しっかり。香りに似合ったフルーティさの強いものです。酸は、果実味のなかにしっとりとしたものが見えるといった感じで、後口にかけては微かな苦味も。ボディはライト。口当たりは柔らかさや丸さのあるタイプかなと思います。 食事との相性では、やはりフルーティさを受け止めてくれるものはいいですね。 お寿司では、海鮮巻きを試してみましたが、甘みのあるシャリとの相性がまずいいです。ネタとしてはサーモンやマグロがよさそう。サーモンのプリッとした食感や脂はワインの泡やフルーティさと馴染みますし、マグロの滋味はワイン全体のバランス感と調和します。あと、甘酢のガリが結構いいつまみだったり。 サーモンはいいなという事で、マリネサラダも試してみましたが、やはりサーモンとの相性はいいですし、ビネガーの酸味もワインと喧嘩しません。また、野菜のみずみずしさ、甘さがの果実味と合いつつ、フレッシュさもプラスしてくれる感じでした。 多くの品種を使っていますが、調和してどれとも似ていて違う、そんな個性を見せてくれます。エチケットは中々派手ですが、味わいはまとまった、フルーティながらもオレゴンらしい落ち着きのあるものだったように思います。 にほんブログ村 「ワインモア」でこの記事をチェック! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年10月24日 11時02分16秒
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