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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2016年04月30日
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シャスラと言いますと、スイスを代表する品種で、チーズフォンデュの時に飲みつつ使う白ワインになる、という程度のイメージしかありませんでした。
そして、売っているところもあまり見たことがありませんし、酒販店の試飲会などでも見かけない、結果、楽天内にもあるようですが、自ら選択することも無い、と縁遠いワインでした。

それが先日、サントリーさんのブロガーイベントでお会いさせて頂いたまみ(sora__sora) さんに、シャスラワインの試飲会にお誘頂けましたので、これは貴重な機会だと行ってきました。

主催者はクラブ・コンシェルジュさん。ホームページで販売もされていらっしゃる他、シャスラワインについての説明も見ることができます。
簡単に触れますと、スイスではレマン湖に近いヴォー州というエリアに国内のブドウ栽培地の25%があり、そのヴォー州における収穫の全体の6割がシャスラ種であるそうです。そして、ヴォー州の中には8つのAOC指定地区があり、その中のデザレーという地域に、かつてシトー派修道士がワイン造りを伝えたことが、スイスのワイン造りの始まりだったようです。

  • KIMG0690.JPG

今回は、5社のワイナリーが各2種類づつのアイテムでのご参加でした。各ワイナリーの生産者さんが来日されており、直接お話を伺う事が出来ました。
残念ながら、メモを取れておりませんので個別記事にはできませんが、全てのワインがシャスラでしたので、その特徴をつかむことはできたかなと。ただ、全てのワインがデザレーやカラマン、ラヴォー、シャブレー、シャルドンヌといったグラン・クリュ、プルミエ・クリュに該当するものでしたので、カジュアルレンジのものとは違った部分もあるとは思いますが。

香りとしては、白い花やミネラルの印象が共通項としてあり、後は畑等の違いで、リンゴ系のニュアンスが出たり、柑橘が前に出たり、あるいはトロピカルフルーツ的な雰囲気が出たりするといった感じ。加えて、白桃っぽさが感じられたものや、樽の有無もありますが少々のナッツを感じたものもあったでしょうか。
味わいは、今回のワイナリーに関しては、陰干しブドウを使った甘口以外全てしっかり辛口でした。ボディはライトですが、ち密さ、目の詰まった印象は受けました。また、果実味は極めて繊細、酸も意外とトーンの低いものが多かったように思います
日本酒や甲州を思わせる感じでした。「食通が最後にたどり着くワイン」と言われ、当日も日本食とのマリアージュをアピールされていましたが、確かにこれは食事に合わせて楽しみたいワインという感じでしたね。今回の会場は京都だったのですが、成程京料理との相性も期待値高そうですし、サバ寿司辺りあわせても楽しいかもしれません。

  • KIMG0692.JPG

最初にお邪魔したレ・フレール・デュボワのブース。非常に辛口な作りで驚きました。また、畑違いの2種類を飲み比べられましたが、土壌の差ははっきり出ていました。

  • KIMG0694.JPG

今回のワインの中で、個人的に特に印象的だった銘柄の一つがこのオブリストのシャブレ・イヴォルヌ グラン・クリュ クロ・ドゥ・ロシェ2014(写真右側)。クロ・ドゥ・ロシェはシャブレ地区のトップエリアだそう。
やや微発泡した作りだった為、飲み口が非常に爽やかだったこと、他の極辛口なものより少し果実味のふくよかさがあったこと、そして、それに似合った洋ナシやリンゴ、軽い蜜っぽさといった甘いニュアンスがとっつきやすく、それでいて口当たり、質感の良さがあったことが、好印象の大きな理由かと思います。まみ(sora__sora)さんもお好みの1本だったようで、このワインは日本人に親しみやすいのではないかなと。
因みに、実は左側のワインの方がさらに良い畑のものだそうで、樽熟も少しされているのだとか。厚みは確かに感じられました。ちょっと、当日のワインの温度が低すぎたかも。ライトなワインですが、造りによってはある程度の温度があってもよさそうです。

  • KIMG0697.JPG

もう一つ印象的だったのが、ちょっと例外的なワインにはなりますが、パトリック・フォンジャラのパスリエ・ド・ラヴォー2013。パスリエとはパッシート、つまり陰干しブドウのワインの事で、甘口デザートワインです。
沢山の辛口ワインの中に甘口があると目立ってしまうのはワイン会の常ですが^^;、それを差し引きましても、程よく、そしてべたつかない軽やかな甘さ、そこに入る控え目ながらも強さのある酸、エキス分はあるもののやはり重すぎない質感のボディは非常にいい飲み口となりますし、香りも、らしい白い花の香りに加え、蜜、アプリコットのコンポート、色の濃い柑橘等々華やかさのあるものでした。

  • KIMG0699.JPG

フォンジャラは歴史あるワイナリーで、なんとボトルの裏には歴代の当主の名前と存命期間が!これは世界中、どこのワイナリーでも先ず見ない記述ですね。
因みに、当日おつまみとしてチョコレートが出ていたのですが、当然デザートワインにはよく合いました。

  • KIMG0706.JPG

今回の生産者の皆さんと、クラブ・コンシェルジュの代表です。今回のワインは、代表がご自身でスイスの各ワイナリーを回られ、何年もかけて選りすぐったというワイナリーのものばかりとの事。確かに、どのワインも高い完成度だったと思います。
今回は、今まで縁遠かったシャスラについて触れ、知ることのできる非常に貴重な機会となりました。各ワイナリーの皆さん、クラブ・コンシェルジュさん、そして、お誘いいただきましたまみ(sora__sora)さん、本当にありがとうございました!

今後のワイン会で、シャスラのワインを使ってみたいところです^^

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最終更新日  2016年04月30日 22時40分14秒
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