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ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2016年09月03日
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カテゴリ:ワイン会
前回からの続きです。

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サッポロワイン岡山ワイナリー見学の後は、折角集まるのだしワイン会をしようという事で、毎度お世話になっている倉敷のプルミエさんへ。
今回は、サッポロワインと翌日の1日日本ワインバーで日本ワインをよく飲むという事で、ワイン会はエシェ蔵さんがご用意くださったフランスワインと、こんちゃんさんがタイ旅行時に買って来られた、タイの甘口ワインの5種類を頂きました。お二人とも、素晴らしいワインを本当にありがとうございました!

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前菜は、今回は県外ゲストですという旨伝えておきましたので、下津井ご出身のシェフの地元のタコなどを中心とした瀬戸内の魚介で。手前はフグ、奥はタコ、真ん中は、タコと野菜と鱧の子のカクテルです。フグもタコも食感がよく、旨みもたっぷり。また、カクテルは鱧の子が効いており、コクとまろやかさが感じられ、それがタコの食感や旨み、それに野菜のシャキシャキ感と相まって楽しく頂けます。

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頂いたワインはなんとこれ。ドン・ペリニヨン2004のイリス・ヴァン・ヘルペンボトルです!オランダのファッションデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルぺンがデザインした特別ラベルという1本になります。緑が落ち着きと華やかさを感じさせてくれますね。
勿論、まだまだ若々しいですが、それでも香ばしいニュアンスと蜜っぽさのある香り、それに果実味とコクのある味わいで、現時点でも、ラベルに似合った華やかさを楽しめます。
また、その香ばしいニュアンスが、炙ってあるフグの香りと非常にマッチしますし、食感がしっかりしているおかげでワインの力に味わいの面でも負けません。また、鱧の子のコクも、ワインのしっかりした味わいによく馴染んでおりこちらもいいマリアージュでした。

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続いてのお料理はこれ。勿論、このまま食べるわけではなく…

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こうやって切ってお出し頂きます^^;外側はパイ生地。優しい、噛んで甘味を感じられる味わいですが、香ばしさやバターのニュアンスはしっかり。肉の部分は鳩。食感や味わいは力強いですが、臭みは全くなし。と言っても、全く香りが無いわけではなくパイ生地との香りといいバランスのジビエ感を楽しめました。また、添えてあるゼリーは鳩のジュ。非常にしっかりした旨みで、香りもよく、肉の味わいを引き立ててくれます。
ドン・ペリニヨンとは、パイ生地の部分は流石にバッチリマリアージュ。香り、味わい共に馴染みます。肉の部分とは、旨みと果実味の対比といった感じ程度ですが、勿論悪い組み合わせではありません。

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ここで開けたのがこちら。ディディエ・ダグノーのブラン・フュメ・ド・プイィ2012です。
ダグノーのワインにはミネラルがゴツいイメージがありましたが、これは、勿論まだ若さ硬さはありますが、それでも時間経過でレモネード的なニュアンスやフルーティさ、白い花などが感じられ、味わいも、硬質感を伴う滑らかさがありつつも、果実味の膨らみや相応の柔らかさがあり、現時点でも十分美味しいです。
料理とは、パイ生地、鳩を合わせて頂くと、その旨みとバターのまろやかさに対し、ワインの果実感や旨み、硬質さが意外と馴染んでくれます。

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スープは、岡山のフレンチならこの時期頂けることもある、清水白桃のスープです。白桃の華やかな香りに、クリーミーな質感がよく合います。あくまでスープですから甘い!という訳ではありませんが、それでも桃のほのかな甘みを感じられ、冷製であることも相まって非常にエレガントな味わいを楽しめます。
このスープが、ドン・ペリニヨンとプイィ・フュメに非常によく合いました。ドン・ペリニヨンとは、その香ばしさがモモのニュアンスにバッチリ。また、ワイン自体の中にもモモっぽさがあり、それが引き出されたような感覚も覚えました。また、ワインのコクのある味わいにモモの甘みがいい感じ。
プイィ・フュメとも、やはり果実味と甘みの馴染み方がいいです。また、香りの面では、モモの香りにワインのレモンっぽさ、それにミネラルのニュアンスが加わり、より華やかさを増す感じに。

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メインは、ここから赤2種類という事でお肉料理2品。まずは、こちらのスペシャリテともいうべき鴨のローストです。鴨の旨みが存分に楽しめますし、モチモチの食感はその旨みをよりはっきり、そして柔らかに感じさせてくれるものです。ソースの甘みもまたいいですね。

これに合わせたのが、ジャック・カシューのヴォーヌ・ロマネ・レ・スショ1997だったのですが…残念ながらちょいと問題ありのボトル><それでも、ワインの果実感やスパイシーさ等を感じ取ることは出来ました。
また、鴨肉と合わせますと、その鉄っぽいうまみをぐっと引き出してくれ、ダメージありの状態でも、その実力の程を垣間見せてはくれました。

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続いてのメインは子羊。香草パン粉ですが、香草の香りは穏やかで優しく、肉の風味をよく引き立ててくれるといったバランス。肉の方も、香り自体は優しく、しかし、旨みはバッチリです。食感も、鴨とは違った柔らかさで、料理の並びとしても面白かったですね。

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頂いたワインは、ジャック・カシューがちょっと勝負のボトルだったそうで、こちらは手堅いものをとセレクトしてくださった、ル・プティ・ムートン2010です。
口当たりこそ柔らかさはありますが、ご覧の通りの真っ黒な色合いに、黒ブドウのコンポートや黄桃っぽさなど濃密なフルーツ香がガッツリ薫ります。また、カラメルや各種茶色いスパイスなどもしっかり。味わいも、しっかりした果実味が明確に存在し、そこにタンニンや渋みが加わる感じ。まあ流石の存在感です。
子羊とも、これが合わないはずがなく。肉の旨みや塩気、脂に対し、ワインの果実味がソース的にかみ合いつつ、塩気との対比、タンニンと油の相性のよさで、旨みをグググッと引き出してくれます。また、香草を伴う肉の香りに対しても、ワインのフルーツ感やスパイシーさがよくマッチ。

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そして、最後はデセール。オレンジのアイスとカボチャのブリュレです。オレンジは、この時期爽やかに頂けます。が、オレンジの風味は結構濃厚です。ブリュレの方は、カボチャがしっかり主張しており、優しい味わいながらも、オレンジアイスに負けない1品でした。

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デセールに合わせたのはタイの甘口。シュナンブランを用いているそうで、グランモンテというワイナリーのものになります。
これがなかなかよく、シュナンブランらしい白い花のニュアンスがあり、そこにオレンジやパイナップル、バナナなどのフルーツ香がしっかり加わります。また、ちょっと蜜っぽさも出ていました。甘味はしっかりありますが、柔らかく、酸もあるのでクドさなど全くなし。上品なワインです。
デセールとの相性もまずまずで、ブリュレ、アイス共に甘みは馴染みつつ、香りの面でも行けます。特に、アイスとは共通項もありますし。また、添えてあるシャインマスカットにも中々でした。



えらいもんで、辛口のものなら楽天内にもありました。

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すんばらしいワインを頂けました。これはもう滅多にない機会になりまして、エシェ蔵さんこんちゃんさんには感謝感謝です。また、お料理もワインに負けないしっかりしたものを頂け、毎度プルミエさんは凄いなあと。翌日の1日日本ワインバーに向けて、バッチリエネルギーを充てんさせて頂きました。
重ね重ねにはなりますが、みなさん本当にありがとうございました!

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最終更新日  2016年09月04日 08時39分42秒
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