保護家に来る子達は、「判定」に落ちた犬猫です。
咬む犬、人慣れしてない犬、体にハンデを抱えた犬猫、
大きな病気やケガを負っている仔、
どんなに難しい仔でも、「譲渡」を諦めた事はなかった。
何年かかってでも、家庭犬に!という気持ちは、
レスキューする度に、頭の片隅にあった未来あるレスキューです。
そんなときに、先日、管理所で一頭の老犬に出会った。
悲痛な声を出し続け、グルグルと回り続けてた…
もう決して長くはないいのち。
今の私には手を差し伸べる事は出来なかった。
それは、この八年間、レスキューを躊躇してた部門だった。
医療費がないからと、飼主自らが管理所に連れてきた老犬…
![20121121e.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c77051450365f9ef0bd32e5cd01a5ed90c76981e.51.2.9.2.jpeg)
庭に放置され、死なない程度のご飯だけ与えられて生かされてきた老犬…
![20120524h.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/afea2b361cb47d1878d39efcc70fdb77a26e6c30.51.2.9.2.jpeg)
介護が出来ないからと、痴呆が入ってうるさいからと、
車に乗せて山に置き去りにされた老犬…
![20131219a.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/f64d1e6a65b0eb14aeb0fa72c3fc470f4c857158.51.2.9.2.jpeg)
この現状を目の当りにしながら、私は真っ直ぐ向き合っていない気がした。
私は、王子から、多くの事を教えてもらった。
王子は、病気やケガの治療、心のケアをして、いずれ譲渡へ…
という思いのレスキューではなかった。
初めて、「看取る」目的でのレスキューをした。
でも、王子との出会いで、「生きる」大切さを違う角度から学んだ。
「最期」の大切さを学んだ。
「延命治療」の本当の意味を学んだ。
どんなに辛くても、痛くても、キツくても、
その仔が、生きたいと望んでいれば、それを尊重するだけ。
最期の時まで、とことん向き合うだけ。
保護家は、スタッフも少ないし、老犬をできるだけ抱えてはいけない。
私は、この前までそう思ってた。
でも、「最期を看取る施設」それは、保護家らしいやり方だと思えてきた。
老犬が最期の時を穏やかな気持ちで過ごせるような
老犬用の居場所を作ってあげたい…そう思うようになった。
人間で言うホスピス…なのかもしれません。
抱えられる頭数も限られてくるでしょう…
だけど、自分のやれるとこまでやりたい…そう覚悟した。
私程度の人間が安楽死を語るなんて、おこがましくてできない。
そんなに簡単に答えの出る軽い問題ではないから。
でも、「尊厳死」の意味を、世の中に伝えていきたいと思った。
老犬たちの声を、伝えていきたいと思った。
私程度の人間がおこがましいと、重々承知していますが…
ただ、保護家には老犬達が穏やかに、
最期の時間を過ごせる空間すらありません。
受入れる、看取る覚悟、そんな気持ちだけでは、
1頭の老犬も、これから収容されガス室でいのちを落とす老犬達を
レスキューする事もできず、気持ちばかりが焦ってしまい、
何もない状態でしたが、大工さんに相談しました。
保護家を見て頂き、見積もりを出して頂きましたが、
一部屋造るには、110万程の費用がかかるようでした。
電気工事や冷暖房等、内装も入れると150万はかかりそうでした。
今、私個人で出せる金額ではありませんでした…
専業主婦なので、借金も返済のあてもありません。
こんな大きなご支援を求める事が、間違いなのか正しいのか問われると、
間違いだと…分かっております。
でも、皆さんにお願いしたいんです。
私に、保護家に、管理所に収容されていく老犬達に、
皆さんのお力を貸して下さい。
1頭でも多くの老犬達が、「もう逝くよ」と自ら決めた寿命で、
穏やかな気持ちで、最期を迎えられる場所を・・・
![20140623i.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/c87fa261014fb4d70ff26467981d49964f97dca5.51.2.9.2.jpeg)
老犬達の最期を、ガスや安楽死で、幕を閉じさせたくない…
![20140623j.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/b688c9ff4996ac3c115350b917a10bca7115150c.51.2.9.2.jpeg)
10年以上生きてきた歴史を、いのちを、
尊重した最期で見送りたい…
この写真の老犬2頭は、今日、管理所で最期を迎えてしまった。
迎えさせてしまった…
私に、保護家に、老犬のホスピスを作らせてください…
皆様のお力を貸して下さい。
※ホスピス建築見積※
建材 195.933円
木材 96.903円
屋根 189.000円
建具ドア 54.000円
サッシ 239.394円
間仕切ガラス 22.130円
クロス工事 86.400円
金物 13.014円
足場 200.000円
工事代 200.000円
ステンレス網 27.320円
消費税 105.928円
値引き -22円
合計金額 1.430.000円
「老犬ホスピス建築基金」
http://xxinunekoxx.cart.fc2.com/
![bana10.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/121fbcc75670b65b990290334af2dbb26318e1ad.51.2.9.2.jpeg)
保護家ブログ
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![bana2.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/9/4d069a055e698c6292ab5cbc7412f4a6095c962d.51.2.9.2.jpeg)
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