テーマ:ずばり「政治」(21)
カテゴリ:ぼくの疑問符
わたしは小沢一郎が大嫌いなので、自民党から退散してくれてよかったとつくづく思うが、今回の彼の公約にコメントしておきたい。
≪子育てに対する「子ども手当て」、親と同居している世帯への「親手当て」の創設≫ 子ども手当ては、住民票をベースに出すのだろう。これに新味はない。 驚きが「親手当て」だ。 同居しているかどうか定期的に市役所や町役場の職員が巡回調査せねばならぬが。 いや、そもそも、親を施設に任せざるをえない人たちのほうが貧しいのではないか。 夫婦で共働きせねばならぬ世帯は、親を自宅で介護できない。 夫か妻の給与だけで食える世帯だけが、親を自宅介護できるのだ。 ≪主要農作物について、市場価格が生産費を下回った場合、各農家に差額を支払う「個別所得補償制度」の創設≫ いわゆるユートピア的社会主義の発想だね。 たしかに農業は、儲かるときと損するときの差が激しい。 それを個人単位の経営で背負うから苦しい。 だから、損したときのインパクトを吸収できるような株式会社に農業参入させればいいのだ。 小沢案でゆくと、野菜価格が高騰して大儲けした農家には儲けを吐き出してもらうようなシステムにしないとフェアではないが、そんな制度つくれまい。 ≪義務教育の五歳から高校までへの拡大≫ 幼稚園まで義務教育に入れるのは、価値を認める。 小学校入学時にすでに差がついていることが、学級崩壊のひとつの理由だからね。 しかし、高校を義務教育にすることには反対。 高校に行きたくない人は、働けばよいのだ。 中卒者もいきいき働けるような社会にするにはどうするかを考えるのが政治だろうが。 ≪食料の完全自給を目指す≫ どこにそんな土地とカネがあるのか、 どれだけの非効率が生まれ、 どれだけ日米関係を損ないかねないか、 小沢はまったく考えてないね。 しあわせな人だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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