テーマ:英語のお勉強日記(8011)
カテゴリ:ことばと文字
「語学のコツ」 本の冒頭にぼくが書きたいことがある。
副題にしたいくらいだけど 「時速40キロで走ったら、地球一周しても離陸しない」。 語学だって、コツコツやりゃいいってもんじゃなくて、離陸の瞬間は加速をつけなきゃいけない。 ガァ~っとのめりこむ時期も必要だ。 別の言い方をすると 「ゲームのマニュアルないし攻略本を読むように、語学入門書を読もう」。 ゲーム本を読むときは、いちどに最後まで目をとおして、ゲームの全体像をつかもうとするはずだ。 点数をゲットするのはどういうときか、どういう状態になると勝敗が決まるのか、とか。 そのうえで100も200もいる個々のキャラクターの動き方や特性をひとつひとつ覚えていく。記憶は肌感覚にしみこませる。 語学本もまったく同じだ。 単語をどういう仕組みで組み合わせて文に仕立てていくのか、現在・過去・未来はどういう方法で表すのかなど、ショバのルールの全体像を最初につかむことが必要だ。 そのうえで、1,000も2,000もいるキャラ (=単語) の動き方や特性 (=意味、使い方) をひとつひとつ、肌感覚にしみこませる。 離陸したら、巡航速度にうつればいい。地上に落下しないていどにエンジンをふかせばいい。 黒田龍之助 『語学はやり直せる!』 (角川oneテーマ21新書、平成20年刊) 黒田龍之助さんも同じ趣旨のことを言っていて、心強かった。 ≪学習をはじめる最初に、集中的に勉強する時間を作るのだ。 できれば1週間、1日6時間くらいを新しい外国語に捧げられれば、理想である。3日でも2日でも、場合によっては1日でもいい。 1日限定、朝から晩まで外国語という 「個人イベント」 を企画してはいかがだろうか。≫ (192ページ) ≪いちばんやる気のあるときに、集中的に勉強すれば、よい滑り出しが期待できる。 ふつうの語学学校などでは、これができないのが残念。 週1回しか授業がないのはつまらない。そんなテンポでは、覚えるより忘れるほうが早い。 はじめは集中的に学習を開始する。そのあとは、自分の生活に合わせて毎日一定時間を勉強に充てる。 さらに週末には、平日よりも多めに時間を取ることを併用すれば、より効果的だ。≫ (193ページ) * タイ語に赤錆が出始めているぼくが、「やらなきゃ」 と思っていたことも、黒田さんに書かれた。 子供向けの絵入り辞書の例文を3文~5文、2回ずつ書き写す。 それだけ。 毎朝どんなに忙しくても、書き写す5分だけは確保する。 歯を磨くのと同じように、同じペースで。 そうやって黒田さんは半年で1冊書き写してしまった。 これに倣おうと思って、おとといやったんですけど、昨日は早く出かける日で早速とばしてしまった。よし、今日はやろう。これをアップしたら。 * 教材が1冊だけだと飽きるから、入門書はたとえば2冊用意して、それぞれ交互に3回くらいやれば知識の穴も埋まり、だいぶ身につく、というところにも共感する。 ぼくも、ベトナム語やトルコ語を勉強しはじめたときは、教科書を大人買いした。 黒田さんの本を読んでいて、あぁ同じだなと思ったことがもうひとつ。 ≪嫌いじゃないのに覚えられないのが、なぜかベリー類の単語。 クランベリー、ラズベリー、ブルーベリーなど、食べるのは好きなのに、いつも混乱してしまう。≫ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 19, 2012 08:52:34 AM
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