カテゴリ:美術館・画廊メモ
真衣(まい)ちゃん、ごめん。4月11日の初日のギャラリートークに行って、フィギュアと版画を買って、ブログに紹介するって約束したのに、会期は残すところあと3日。
「石川真衣RETRIEVE」 展 @ 代官山 Gallery Speak For (~4/23) 石川真衣さんのキラキラプロフィールは こちら。いっぽう、画廊企画のインタビューは こちら。写真が宝塚女優・涼風真世さんの若い頃みたいです。 制作に実直に取り組んでいるのがわかりますね。 石川真衣作品は、五美大展で 「少女絵巻」 を見て注目したのが始まり。 今回、広島県の表具師さんに、ホントの絵巻物に仕立ててもらい、それを額装したものが展示されました。 石川真衣 「少女絵巻」 (上) (平成23年作品) 「少女絵巻」(下) (部分、平成23年作品) 自分のひとつひとつの過去作品もだいじにしながら新作に取り組んで世界を広げる姿勢が立派です。 「現代作品を絵巻物で!」 というのは、平面画の置き場に困り始めているぼくの最近の主張なのでありますが、所蔵の絵巻物はまだ2点しかありません。石川真衣さんの 「少女絵巻」 (上・下) も、いつか手に入れたいと思っています。 で、今回買ったのはこれです: 「牡丹ちゃんフィギュア」 (平成26年作品) 後ろから: 「牡丹ちゃんフィギュア」 真衣ちゃんが描いた構想画に基づいて、東京藝大 彫刻 学部1年の漆畑勇気さんが合成樹脂で作成したものに、真衣ちゃんが一部 お友達の協力も得ながら彩色したものです。こういう企画は、ぜひ応援しなければ。 今回買った版画は、これです。 「アフガンハウンドと黒魔術」 (平成26年作品) 落ち着いた色で展開した真衣ちゃんワールドです。右上の文字っぽいところが、完璧に 「読めない文字」 なので絵のノイズ (攪乱要素) になっていないところも好感。 「泉さんが買いやすいサイズの版画をと しきりにおっしゃるので、今回は小さめのシルクスクリーンシリーズを作ったんです」。 真衣ちゃんの展開する作品は、3人の少女 「牡丹ちゃん」 と 「蜂の姫」 「ヴァンパイアガール」、永遠の愛犬 「レオ」、そして兎の 「プリンス」 (愛称 「プー」) で構成されています。 はっきり言って、描画にところどころ雑なところがあるのは否めませんが、草花枝葉を描かせるとこれが絶品。この基礎力と、全体を統括するストーリー性のパワーが、作品の高い評価につながっています。 「ハンドルが掴めない」 (部分、平成24年作品) の牡丹ちゃん 今回の個展でDMに使われた表題作。 「RETRIEVE」 (平成26年作品) 画廊は、こんな雰囲気です。 フリーのデザイナーとして活動しながら、今回 メジャーな画廊で個展が開けて ほんとうにおめでとうございます。 番外篇。画廊を出たところの交通標識が、こんなでした。え、ええのん? よい子は真似しないように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Apr 21, 2014 08:05:02 AM
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