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カテゴリ:ショートショート
コツコツ、コツコツ
ドアを叩く音がしてアッチーの返事を待ち兼ねたように、下井良三が笑顔を覗かせた。 アッチーもにこやかに、この超心理学の権威を迎え入れた。 「下井さん、どうぞお入り下さい。わざわざお呼びだてして申し訳ありません。こちらにお掛け下さい。」 相変わらずにこやかな表情を崩さず彼は示された椅子に腰掛けた。 「大学の方もお忙しいのでしょ?」アッチーが切り出すと下井は「大学....」と言いかけ言葉を切り、 「最近は大学の新年会に顔を出すくらいですよ。」と、学者らしく冷静に答えた。 黙って聞いていたアッチーは少し苦笑いをしながら、「でも、超心理学関係の本の執筆はお忙しいのでしよ?」と問い掛けると、 「いやいや、超心理学なんて....」と言葉を切りやがて、「なるほどさすがは神だ、全てはお見通しという訳だ?」と彼はぽつりと言った。 それからアッチー、スッチー、超心理学者3人の長い沈黙が続いた。 やがてアッチーが切り出した。 「下井さん、あなたにはどんなに隠しても無駄だと思いますからすべてお話します。」 それからアッチーが霊として留まった経緯、阿弥陀様から聞いたあの世とこの世の置かれている秩序の崩壊の危機、そもそも霊界と現世の分離の訳をスッチーと二人で説明した。 黙って聞いていた下井は、説明を聞き進むほど段々顔色が蒼白になって行った。 アッチーは不思議に思い聞いてみると、思いもしない告白を聞くことになってしまった。 Copyright (C) 2011 plaza.rakuten.co.jp/zakkaexplorer/ All Rights Reserved. マスP文庫 ~バックナンバー~ 「検索でポン!」 今回のキーワードは「告白」の検索で、ヒットが当然あるわなの33,833件だった。 何が特別なのか?それは価格。そう言えば確かに安い気がする。
おのこども!バレンタインのお返しにいいかも?
やっぱりここにも出てきたパワーストーン。
でエビちゃんは見事射止めたってわけ?くそー!!それにしても旦那がうらやましいゾ!!
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