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カテゴリ:ヤング・マイロン
「ナスコボスが捕まったという事は、私たちが響き石を使って連絡を取り合っていた事もゲオルグに分かってしまったという前提で行動するしかありません。だからもう響き石は使えない。もっとももう使う相手のナスコボスは捕えられているのだから使う相手はいなくなったわけですが。」
キョンとネコファムは仲間を見回した。 ネコファムは言った。 「私たちにあるものは、魔力を跳ね返すこの粉と反抗組織のバンブーだけです。でも平和を愛する力強い気持ちこそが、何よりも私たちの武器であると言えます。」 みんなも一様にうなずいた。 「それでは来たるアクダイ一味との対決のために作戦を練る事にしましょう。」 キョンの言葉に一同は様々な事を話し合い始めた。 『やはり、コータッツの娘どもがかかわっていたのだな?末娘のナスコボスが持っていた響き石を手に入れたという事はヘイウッドの聖なる魔術があいつらに少なからず漏れているという事を意味する。もっともこの私のみが持つ究極の魔術には遠く及ばぬであろうが。』 ゲオルグの体を離れて空間を浮遊しながら、ヘイウッドの原理魔術の唯一の継承者であるゾーゲンは府抜けた顔で椅子にもたれかかるゲオルグの顔を見下しながらつぶやいた。 『ゲオルグの記憶にあるネコファムという娘は、こんな屑のような魔術師とは違い強大な魔力を有する様だ。いつかそのネコファムとやらに乗り移り、その時こそ世にヘイウッドの聖なる法力で浄化の雨を降らせてやるわ。それまではこの男の体を使うしかないが。』 そう言ってゾーゲンは空間浮遊で霊体がそろそろ自然の気に侵され始めたのを感じ、ゲオルグの体に戻って行った。 「ナスコボスの処刑まであと三日。それまでに首都ザモスに行き、ウィンラッド城に忍び込み彼らを救うのです。」 キョンの言葉にみんなはうなずいた。 「でも、王もナスコボスもシモン将軍もいざとなれば覚悟はしていると思いますから、決して無理をしてはなりません。」 ネコファムは後を引き取って言った。 「まずはバンブーの所に行きましょう。ゲコクさんとも入念に打ち合わせる必要がありますからね。」 マイロンの言葉にキョンはうなずいた。 「それでは今から出発します。ジャウカンさん、ミージャウさんよろしくお願いします。」 そう言うと一行はジャウジャウ夫婦に分かれて乗ると、一路ザモスの町を目指した。 「おいミズキー、そんな所を飛んでいると俺の翼で地面に叩き落とされてしまうぞ。」 ジャウカンの言葉にミズキーは言い返した。 「あなたに負けるものですか?よそ見をしないで大事なお客様を無事にゲコクさんのところまで届けるのよ。じゃ、お先にー。」 そう言うとセキセインコのミズキーはその小さな体とは裏腹に、猛烈な勢いで飛び去って行った。 Copyright (C) 2013 plaza.rakuten.co.jp/zakkaexplorer/ All Rights Reserved. 「雑貨Explorer」 今回のキーワードは「救出計画」で66件ヒット。 本自体には興味はないが、スターウォーズのヨーダが隠れ住んでいた惑星はダコバ、ダーコーバとは何やら臭い。
海猿、うんこれは救出作戦おおあり。
これも魔術学校の話の様・・・・・・
ちょっとこれは現実になって欲しくない。
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