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カテゴリ:ファンタスティック・パロダイス
1)石川五右衛門 豊臣秀吉を憎み、大坂城天守閣の金の鯱鉾を盗もうとした事で有名な大泥棒、ご存知石川五右衛門のこの話、他の盗賊の話と混同されたという説があるので早速本人に突撃インタビューを敢行。 「五右衛門さん、あなたが大坂城の金の鯱鉾を盗もうとしたことは本当ですか?」 「ああ本当だとも。簡単なものだったぜ。」 「簡単?あの大きく重い鯱鉾をどうやって持ち去ったのですか?」 「簡単な事よ。鯱鉾を天守閣から引っぺがし、それにまたがり屋根をスライド、お濠の中にザブンとスプラッーシュと来たもんで~。」 世に石川五右衛門がスプラッシュ・マウンテンの考案者である事は知られていない。 2)聖徳太子 10人の請願者が聖徳太子のもとに押し寄せ一度にそれぞれの願いを訴えた。 聖徳太子はうろたえながら一言言った。 「皆さんそれぞれの訴えは各官庁に行ってお手続きください。」 そう、聖徳太子は日本の官僚制度の礎を築いた偉大なお方なのです。 3)木下藤吉郎 「猿!草履を持て。」 「ははあー。」 藤吉郎が差し出した草履を履くとなんと温かいではないか。 「猿!お主この草履を尻に敷いておったな?」 「いえ滅相もござりませぬ。お屋形様がお出かけの折、この寒さでは御足も冷たかろうと胸に抱いて暖めておりました。」 「おおそうであったか。なかなか気の効く奴じゃな。」 満足して上機嫌の信長の傍で、「焼き芋を焚火の中から取り出すのに使っていた。」などと決して言えず、ひそかに冷や汗をかく藤吉郎であった。 4)春日局 乳母として三代将軍徳川家光を育て、後に権勢を欲しいがままにしたお福(斎藤 福)は朝廷より『春日局』という称号を賜ったのだが、その称号の由来は『さすがの局(仕えた重要な地位にある女性への敬称)』であるという下らないパロディは『さすがに没ね』。 5)平清盛 「今日は2012年NHK大河ドラマの主役となられる平清盛さんをスタジオにお迎えしてお話を伺いたいと思います。それではさっそく。清盛さん、わざわざお越しいただきありがとうございます。」 「い、いえ、と、とんでもありません。」 「まあ緊張なさらずに。最初は清盛さんの人となりをお聞かせいただければと思います。清盛さんと言えば....」 「ぼ、ぼく、何も悪いことしてないよ!」 「いえいえ、別にあなたを責めようと言うわけではありませんよ。」 「でも義経や頼朝の源氏はいい人で、平氏は悪い人なんでしょ?でも僕があの子たちの命を救ってやったんじゃないか。」 「そうですよね。普通武士の世界ではあり得ませんよね。充分存じておりますよ。」 「広島の厳島神社を改修したり、大輪田泊(今の神戸港)を修復したのも僕だし....」 「....どうやら清盛さん、平氏の隆盛を妬んだ親源氏プロパガンダですっかりいじけておいでの様です.....」
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