日々是徒然

「モーニング　ツー」だから二度寝（笑）。え？　喫茶店のモーニングのこと？

外は雨だし寒いしで、午前中、病院行く予定もキャンセル。今日は一歩も外に出ないだろうなあ。猫もホットカーペットの上でタオの形にとぐろを巻いて寝たきり、びくともしないしな。雨の日はつまらんな。

というわけで、漫画と小説（腐系）ばかりの連休になりそうだ。万歳。

表紙の迫力に圧倒されて買ってしまった久々の青年誌（ただし限りなく腐女子テイスト）。
中身は玉石混交で半分はスルーだったけど、驚いたのはオノナツメさんの小学館から出ている本の広告が丸々１頁で載っていた。バーター広告？　いやまさか。でもしかし。

「Danza」オノナツメ……いきなりＳＦ？　いや設定もテイストもＳＦじゃないけど、人間関係がＳＦだ。タイムマシン・ヒューマンドラマ。相変わらず魅せられる。この人の色使いがむちゃくちゃ好きだ。なんかインクの色見本見ているみたいで。北欧のデザイナーが使いそうな色使い。印刷は特色指定かもしれない。
線はＧペンくさいけど、どこまで下書き入っているのか。あの目のあたりとか一気描きするのは勇気が要りそう。何度も何度も下絵を繰り返していそう。「リストランテ……」の頃よりさらに線が素朴で無骨になっているのは、雑誌の性格を意識してのことか？
Webで見たのか忘れたけど、この人のセリフのない漫画が秀逸なんだ。この作品もかなりセリフが少ないね。絵だけで、しかもシリアスな人間ドラマで、言葉使わないで言いたい事を伝えようとするのは、相当難しいと思うけど。幸い、エピソードがシンプルだから成功している。どこまで行くんだろう。この人。

「不思議な少年」山下和美……もう19話目なのね。すべて読んでいる（はず）だけど、当初の完成度の高さはもう見られない。でも相変わらず漫画で表現できる内容を超えたものにチャレンジしているところは見事。
今回の作品はまた未来視点で、ちょっと昔の佐藤史生さんの作品にあったような壮大な時空スケールと、スピルバーグあたりが好きそうな映画チックな設定。
量産型使役ロボットを大量に宇宙に送って開発させるという設定は目新しくはないけど、入れ物を子供（男の子）にしたことと、母なる存在としての女性科学者の存在（ヒューマノイドへのトリガーを引かせる）がポイントなのね。そして、なんといっても「毛糸の帽子」が重要だ（笑）。未来（超ハイテク）設定にアナログ（毛糸の帽子）の組み合わせ、しかもそれがライナスの毛布になっているところがツボなんだけど、これ、若い子には理解されないかも。科学者を男性にすれば、腐女子はもっと喜ぶよ。山下さん、神（少年）の顔がだんだん怖くなっている。

「Be Atitude」やまだないと……これ、個人的に一番ツボだった。いいんですか？　こんなん描いて。いくらフィクションとはいえ、まるわかりですけど？　009の人とバカボンな人ができてる設定になったら、腐女子は泣いて喜びますよ？　みんな貧乏で汚いし、時代も時代だし、やまださん、青年誌意識しすぎてことさら汚い線で描いててあえて腐女子を排除しているようにも思えるけど、これ絶対ＢＬになっちゃうよ。登場人物全員男だし。寝食共にしているし。梁山泊だし（笑）。それにフジヲちゃん、受けだもん。遊びにしても面白しすぎ。
ていうか、ト○ワ荘自体がすでに、ここまでいじってもいいぐらい古い伝説になっちゃったってことなんだろう。ああ、ご存命の人のほうがもう少ないんだっけ……。
やまだないとさんの猫まんがやえろは好きだけど、それにしても、枠線太すぎ。

「×天」安宅十也……作者さん、同人あがりの女性かな？　１頁目と扉がすでにＢＬなんですけど。あえて試してる？　遊郭に巣食う腕のたつ「付け馬」って設定は初めて読むかも。身請けされたおいらんの母に捨てられた少年とか、萌えツボ満載。絵は上手い。話も面白い。キャラも好き。でもなぜかぜんぶ二次くさい。続きは、読みたい。

あとは仏陀とキリストが普通に都会で生活している脱力系ギャグ漫画が面白い。タイトル「聖（セイント)☆おにいさん」って、なんだよ（爆）。これだって十分腐女子には受けるよ。自意識過剰な仏陀と新撰組ファンのキリストがぷりてぃーじゃ。

杉本亜未さん、実に久しぶりに見た。青年誌に描いてたのか。最初の十ページぐらいの気合の入りすぎた絵を見ていると、これ以上先に進めなくなる。

さ、小説読まなくちゃ、だな。