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日々是徒然

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2007.08.14
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テーマ:たわごと(26743)
カテゴリ:いろいろ
かつてないほど猛暑の東北に帰ってきて、すっごく損した気分になったけど、1日目から自家製採れたて野菜で元気になったので、山のほうへ自然を堪能しに行こうと、一人ドライブ。
滅多に使わない家のエアコンは、どの部屋のも古くて、音はうるさく冷えないので、車の中が一番涼しいという現実(笑)。
しかも父が普段乗っている車は、絶対貸してくれないので、7年前に3万円で従兄弟に譲った大昔のゴルフがまだ現役らしいので、それを借りることにする。
なんちゃって林道・農道ラリーで遊んでいた頃転がしていた車で、外見はボコボコだし、タイヤもかなりツルツルだけど、ま、雨も降ってないし滑ることはないだろうと勝手に過信。おおーギアミッション久しぶり! なんか左足のタイミングが合わない(笑)。

実家は山脈を越えないと西の隣県にも海にも行けない平野に家があるので、とりあえず西の山目指して転がし始める。なるべく知らない道に迷いながら行くのが好きなので、30分ぐらい走ってから適当に右折する。

この辺は、掘ればどこでも温泉が出るので、あるわあるわ、日帰り、老人専用、住人専用の各種温泉。で、たどりついたのは、冬はスキーで賑わう標高1500M級の山脈が連なる尾根に立つ古いロッジ。本家所有で、分家筋は連絡さえ入れればいつでも使えることになっているが、それすらもう20年以上前の話。父親から鍵だけ借りて、野菜を積んで走り出し、約90分で到着。うわっ古い……。虫が、虫がいっぱいいる~(怖)。

でも、途中の山道の景色は、とても美しくて堪能した。
一面のひまわり畑、一面のとうもろこし畑、遠くとなりの尾根まで続く牧草地帯、酪農農家のサイロ、一面のタバコ畑(タバコの葉を見るのは子供の頃以来)と、目を楽しませてくれるし、途中、自販機のある場所で休憩すると、ジリジリジージー蝉時雨やら、聞きなれない鳥の鳴き声やらで、自然を堪能。空気は澄んでいて、渓谷には小さな滝がいくつもあって、一台の車ともすれ違わない。

途中からはコンビ二どころか民家も商店も自販機もなくなり、冬は道路閉鎖となる山道になる。さあ、山本番! 本当はね、好きなのよ。自分で歩くんじゃなきゃ。植物の名前を覚えるのが好きだったし、泣き声で鳥の種類を当てたりするのはね。

ロッジのある地点の標高はどれぐらいなのか、平地の暑さがウソのように風が吹き渡る。肌が弱いので、長袖・ズボン・靴下・帽子・サングラスの完全防備だけど、十分涼しい。ああいい気持ち。これってネイチャーセラピじゃないのか? 喧騒と暑さを逃れて自然が勝ってに弱った肉体やら精神を修復してくれる。

数年前の新聞があったから、多分ライフラインは大丈夫と、水道(地下水)のバルブを開け、電気のブレーカを上げ(自家発電装置)、古い電熱線のコンロと湯沸かしポットを出す(ガスはない)。
小さな頃は、夏休みに帰省してきた都会の親類たちとここに来ては、男の子たちは虫取りや渓流遊びをして夏休みの思い出づくりをしていた。私は滅多にこなかったけれど(虫に刺されやすい)、みんなで薪を拾って外でバーベキューをしたり、花火をしたことを思い出した。

キャンプとかのアウトドアは絶対できないけど、とりあえず屋根があって最低限のライフラインがあれば、1週間ぐらいは生きていけそう。
春や秋なら、山菜やきのこ狩り、栗や鬼ぐるみ拾いもできそうだけど、今は食べられそうなものはないな。渓流際まで降りていけば、野生のクレソンとか生えていそうだけど、体力消耗しそうだし。

網戸付きの天窓を開け、自然の音に耳を澄ます。
深呼吸する。
テレビも携帯も(圏外だ)パソコンもない自然の暮らし。
ものづくりの才能がないので、なにか工夫してこしらえたりはできないけど、鳥の鳴き声を聞きなし辞典で調べたり、山渓社の植物辞典で、そこいらの野草の名前を知ったりするのは楽しい。

夜は湯がいておいたインゲンとナスを油で炒めてだし醤油で煮浸したものと、もろきゅうとトマトの夕食。とうもろこしは明日茹でよう。あービール買ってくるんだった。

でも、なんだか自然からいっぱい力をもらった気がする。
網戸からも入ってくる小さな羽虫と戦いながら、蚊取り線香を探し出し、火をつける。
蝋燭とかマッチとかロープとかビニールシートとか古新聞の束とか、最低限のサバイバル用具はあったけど、食べ物の備蓄はなかった。もう建ってから40年は経っているだろうから、大きな地震や台風が来ればひとたまりもなさそうだけど、ちょっとスリリング。

文明の利器がなにもない生活も、1週間ぐらいなら読書三昧で楽しめるかもしれない。
自然から元気をもらった1泊ひとりサバイバルごっこ。しばらく集中して読めなかった本も、2冊読めた。あー涼しい~。10時ごろになると、玄関の外灯にバシッとなにかが当たる音。そうそう、カブト虫とかぶつかってひっくりかえってるんだよね。途中の道の駅で、ペアで700円で売ってたぞ(笑)。
これでだれか本家筋の人間にバレたら偉い事になりそうなスリリングにしてささやかな夏休み。なんかもうすっかり元気。





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Last updated  2007.08.16 21:16:20
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