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2010.12.17
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カテゴリ:BL小説
ボディガードの告白

ボディガードの告白

価格:903円(税込、送料別)


『ボディガードの告白』たけうちりうと

ボディガードシリーズって、「○○とボディガード」というタイトルだけじゃないのね。一体、何冊あるんだろ。
この本は、一番最初に読んだ『薔薇とボディガード』では、脇役にすぎなかった(その割に絶世の美男、みたいな描き方されていて、やたら印象に残っていた)トム・ショルティのお話だった。グレイとともにイギリス人二人の過去編とP3Sに入社したいきさつ、入社後しばらくして、トムが負傷して辞めるまでが描かれている。

でも、たけうちさんにしてはエピソードが散漫で盛り込みすぎ。いわゆる「あらすじだけ」みたいなお話だった。面白いからいいんだけど。

トムに懐きワンコ攻な日本人の少年がいたとは驚きだ。イギリス人は階級が高いほどカラードには関心を持たないものだと思っていた。でもイギリス時代のシーンはいいなあ。田舎の湖のあるロッジとか、リアルでありそうだ。こないだビビアン・リーのドキュメンタリーを見ていたら、躁うつ病になってローレンス・オリヴィエに離婚を突きつけられた後、イギリスの田舎にロッジを買って、若い心酔者の俳優を夫にして静かに暮らしていたことを玄孫がリポートしていて、そんな晩年だっとは知らなかったので驚いたのだが、なんと亡くなった後、ビビアンの骨はそのロッジについていた池に散骨されたという。つまり墓がない。ん~すごいわ。

で、何が言いたかったかというと、冒頭でトムとやたらと賢い芸術家気質の日本人留学生が夏休みを過ごしたロッジというのは、こんなところじゃなかったかと思ったわけ。BBは数々泊まったけど、湖つきのロッジとかはなかったなーとか。

とにかく、このお話はボディガードシリーズに登場するおなじみの面々を良く知っていないと、まったく楽しめないつくりになっていて、なんというかこれまでのお話から漏れたエピソードを集めて構成しましたってつくりになっている。

だからストーリーはとっ散らかっていて、ガードのお仕事もシリアスなのに中途半端で、大きなテーマがない。でも要所要所にたけうちさんらしくペダンティックな仕掛けがしてあって楽しい。ひとつ。ビクーニャの毛布。さあ、みなさん、検索してみよう。以前、ある水鳥(サイベリアングースとかそんなの)の羽毛を集めた1000万くらいの布団の話を書いたが、ビクーニャの毛布も軽く300万くらいする。ん~ストールくらい欲しいわ。

そして、これは単にイギリス好きな自分の琴線に触れただけだが、ディタッチドハウス。ロンドン市内だと、テラスハウスでもちょっとした物件に思えるけど、2件つながったセミディタッチドの上に、いわゆる一戸建てのディタッチドハウスがある。これを建てられるのはやはり中流以上なのかな。トムもグレイも20代い前半で簡単に手に入れているあたりが胡散臭くてよい。ついでにトムの祖父というのは、いわゆる有閑階級らしかった。

グレイもトムも風変わりすぎて、一向に感情移入はできないんだが、本当にイギリス人っぽい思考、発言、行動があちこちにあって好きだ。そして、イギリス時代、トムは祖母の飼い猫を一時飼っていて(女王さま気質の長毛種)、グレイは柴犬を飼っていた。1冊目にイギリス人は庭いじりと犬を飼うのが好きだと力説されていて、それを証明していた。会話や行動に独特の「間」と反応の妙があって、そこが私が夢想するイギリス人とほぼ一致しているのがおどろきだったわ。





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Last updated  2010.12.18 20:07:45
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