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テーマ:徒然日記(22704)
カテゴリ:いろいろ
仕事帰りにふらりと立ち寄って新刊の平台を眺めていたお気に入りの書店が閉店になってしまった。うーん。広すぎず狭すぎず(100坪程度)の広さで、チャリを停めてすぐに入れてササッと目的の本を買える、1階ワンフロアの便利なお店だったのに。雑誌の平台が多すぎるのが気になっていたけど、オールラウンドの品揃えは健闘していたし、新刊ならBLだってちゃんと入っていたし、なにより文庫・新書のテーマ展示がうまかった。
お客さんもいつもそこそこ入っている印象だったのに、やっぱり観光客が多いような立地じゃやっていけないのか。立地もよかったからテナント料や保証料も高かっただろうけど、残念だなあ。この界隈に住むようになって8年ほど経つから、少なくともそれ以前からあった洗練された書店だったのに。あとはもっと規模の小さい書店ひとつだけになってしまったなあ。でもあちらのほうが駅には近いから、流行っていたのかも。 たぶんあの規模でオールラウンドノンジャンルというのが限界なのかもしれない。あとは八重洲ブックセンターや書泉のように、タワー型でフロア別(面倒なので嫌いだけど)の巨大書店にするか、特徴を出して遠くからでもわざわざ足を運ぶような品ぞろえにするか。やはり書店は生き残れないのかなあ。 ともかく、全般に本読み人口は減っているよね。電車に乗っても、以前は7人掛けの長いすに1人は文庫本開いている人がいたものだけど、いまや1車両に数人程度かも。ほとんどが携帯かスマートフォンをいじっている。まあ、デジタルで読書してるのかもしれないけど。 なんかなあ。やっぱり本の未来は暗いなあ。自前で電子ブックをつくるシステムだった自炊の森も、著作権者や版元から訴えられるのが怖くて閉店してしまうようだし、若者には本より手軽で簡単に脳みそが喜ぶメディアが氾濫しているからなあ。 でもITベンチャーの会社で編集やら記者やらやっていると、やっぱり本の世界に戻りたいと最近思う。ベンチャーってなんでもやらなきゃいけないし、次々新しいことやらないといけないし。なにしろ数字に追われる世界だし。これはやっぱり疲れ知らずの20代(しかも体育会系・肉食系)じゃないともたないわ。 熱烈歓迎されて転職したけど、なんか数字ばっかり求められるのに疲れちゃったよ。給料減らしてくれていいから、専門職として在宅勤務にしてくれ~。 で、夕方、秋葉で打ち合わせ終わって、BL御用達のタワー書店にいったら、フロアが変わってた。そして男性漫画が少年向けと青年向けとでフロアが分かれていて、なんかすごく不便。女子だってファンの多い男性漫画ややおい系(ヘタリアとか)が別の階って、超不便! で、最近は数か月に1回くらいしか行かなくなっていて、でも行けばそれなりに10冊近く買っていたのに、今日は時間かけて見て歩いたのに結局一冊も買わず。角川文庫の山藍紫姫子さんの作品が数冊そろっていて、思わず買ってしまいそうになったけど、何も今更耽美な世界に戻らなくてもいいじゃないかと思い直してやめた(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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