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テーマ:映画から何かがはじまる(569)
カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
これはフランソワ・トリュフォーとジャン=リュック・ゴダールの
最初で最後の共同監督作品である。 1958年の作品で、彼らが「勝手にしやがれ」や「大人は判って くれない」で華々しく登場する前である。 この映画が完成する経緯は次の通り。 パリ地方を洪水が襲ったとき、トリュフォーはプロデューサーから 機材を、シャブロルから車を借りて、撮影を行う。もちろん脚本は なし。 そのフィルムを見て、ゴダールが編集してドラマに仕立て上げた。 洪水で足止めをくらった若い女性が、ヒッチハイクをしてパリまで 行こうとして、車に乗せてくれた男と恋に落ちるというもの。 共同監督とはいえ、ゴダールのティストがいっぱいだ。 引用に満ちたセリフやコラージュ風の編集。 ロードムービーとしては、後にアンナ・カリーナと撮ることになる 「気狂いピエロ」を予感させる内容。 クレジットをナレーションで行うのは、ゴダールは「軽蔑」で、 トリュフォーは「華氏451」で行う。 この二人の後の作品を予感させるものがいっぱいあり、見る度に 発見がありそうな、実に幸福な12分の作品。 これは長崎県美術館で上映されたもので、「男の子はみんなパトリック」 と「シャルロットとジュール」、そして何とメリエスの「月世界旅行」 も併せて上映された。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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