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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
コッポラが製作に関わり、しかもロバート・デ・ニーロ
が監督しているからであろうか、「ゴッド・ファーザー」 に非常によく似たタッチの作品である。 「ゴッド・ファーザー」がマフィアに関わった家族の物語 であり、この「グッド・シェパード」はCIAに関わった ある家族の物語である。どちらも巨大な組織と家族との 物語である。 しかし、この2つの物語の根底にあるものは全く違う。 マフィアはその家族が自ら核となって構成している組織 であるのに対して、CIAは国家のものであり、家族と は全く切り離されており、あるときは対立する関係でも ある。 マフィアはその家族を守る為の組織であるが、CIAは 決してそうではない。それは国家を守る為のものであり、 そこには家族への愛情は全く関係ない。 この「グッド・シェパード」においては、登場人物たち は「ゴッド・ファーザー」のそれらより魅力的ではない のは、当然である。 主人公は生まれ持っている個性の発揮よりは、最初から 組織の歯車として役割を果たすことを宿命づけられている。 この作品は、まさに第二次大戦後のアメリカ裏面史である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月22日 00時03分27秒
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