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2007年12月05日
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カテゴリ:読書レビュー
東野圭吾の新作である。
東野作品には「白夜行」、「幻夜」、そして
「容疑者Xの献身」といった重量級の作品があり、
これも期待して読んだ。素材になっているものは
非常に重いのであるが、読後感は軽い凡作という
印象。帯カバーには「衝撃のラストシーン」とあ
るが、この結末ではさほど衝撃ではない。
「イニシエーション・ラブ」を読んだ直後ゆえの
感想かもしれないが、軽い素材で重量級の作品に
なっている「イニシエーション・ラブ」とは反対
である。
このラストは、途中でこれはもしかしたらと思わ
せるもの(事実、私にも予想はついた)が、意表
をつくものではなく、衝撃ではない。
それよりあの父親が、あの時点でどうしてその
ような判断をしたのかが、説明できていない点が
弱いのではなかろうか?











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最終更新日  2007年12月05日 00時23分41秒
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