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2009年01月05日
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シドニー・ルメット監督の名作「12人の怒れる男」をストーリー
をそのままにして現代ロシアに移し変えた作品である。
オリジナル版が、有罪とされた理由をひとつひとつ論理的にひっ
くり返していく本格的ミステリーが持っている論理展開の面白さ
が作品の魅力であったのに対して、今回のリメーク版は陪審員の
一人一人のそれまでの生き方や出来事を告白させながら、そこに
現代ロシアが抱える問題点をあぶりだしていくという仕掛けであ
る。注目すべきは、その問題点である。それはロシアだけのもの
ではなく、日本の現在にも当てはまるものである。
おそらく冷戦の終結からソ連邦の崩壊、その後の世界は同じよう
な問題と矛盾に苦悩していることが判る。
オリジナル版が「自由な議論が問題を解決する」という民主主義
と議論への楽天的信頼感に満ちていたのに反して、今回は非常に
複雑である。自由な議論で結論を得ても、まだ問題は解決しない
で、絶望すら感じる。それは我々の新たな課題を認識させること
につながる。
だからこそ、この作品がリメークされた意義があるのであろう。





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最終更新日  2009年01月05日 00時12分12秒
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