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カテゴリ:作品レビュー(外国映画)
男性のみのオールスター・キャストで、その中で当時は決して
大スターとは言えなかったと思われるスティーブ・マックイー ンがトップにキャスティングされている点に注目。 この作品、今、改めて見ても見事な娯楽映画である。 前半は、捕虜たちの脱出の為の様々な創意工夫や組織づくりと 収容所側の知恵比べが描かれ、ここがこの作品の魅力である。 この部分はまるで脱出ゲームというスポーツでもやっているよ うな感じで描かれる。しかし、そうしたゲーム的展開の中で、 これが戦争の中での出来事であることが容赦なく描かれる。 その対比的な効果は素晴らしい。 例えば、アメリカ兵たちが独立記念日のお祭り騒ぎで浮かれて いる中でのトンネルの発覚と脱走しようとした兵士の銃殺への 場面転換は圧倒的な演出である。 全体的には脱出がテーマであるので、スリルとサスペンスが演 出の主体であるのだが、この作品では、具体的に誰とは言わな いが、最近の映画のような短いショットの編集による煽りや、 ショック演出はない。 キャメラは淡々と人物と情景を捉えているのみで、これだけの 効果を生み出している。 これこそが娯楽映画の巨匠と言われるジョン・スタージェスと 撮影監督ダニエル・L・ファップの映画術の面目躍如というも のであろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月10日 00時04分34秒
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